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Beer the First

Beer the First

廃棄予定の食材を活かしてクラフトビールを製造する「Beer the First」

Beer the First(ビア・ザ・ファースト)は、廃棄予定の食材を生かしたクラフトビール製造を行う企業です。製品の製造を通じて、自然環境と人間の生活文化がより良く循環する社会の実現を目指しています。本プロジェクトは2021年8月、横浜髙島屋のパン売り場「ベーカリースクエア」で閉店間際に出てしまう廃棄間近のパンを活用し、食品ロスを削減する環境に優しい発泡酒「RE:BREAD」を開発したことをきっかけにスタートしました。

商品開発では、食品ロスのカテゴリの中で最も多い「炭水化物」を原料とすることに着目。麦芽の酵素と酵母の発酵を活かした技術を用いて、廃棄間近の災害備蓄品である乾パンとアルファ米を使用した「Thumb Series」、成田空港JAL国際線ラウンジで提供される米飯を活用した「Japan Arigato Lager」、製麺所から出る麺の端材を原料にした「華麺舞踏会」など、企業や団体と共創し30種類以上のクラフトビールを開発しています。(2025年1月現在)。

横浜では2024年10月、横浜髙島屋、REVO BREWING、横濱ワイナリーと共同で、横濱ワイナリーが有機栽培で育てたワイン用葡萄のワインパミス(ワイン製造工程でぶどうを搾った後に残る果皮)を原材料の一部として使用したクラフトビール「YOKOHAMA Vineyard Ale」を開発。地元企業と連携し、地域の魅力を最大限に引き出した商品を生み出すことで、食品ロス削減に貢献しつつ、横浜の新たな手土産として多くの人々に親しまれています。

ここがサーキュラー!

1. 廃棄食材をクラフトビールにアップサイクルし、食品ロスを削減

Beer the Firstのクラフトビールは、原料となる麦芽の一部に廃棄間近の食材を代替し、製造されています。農林水産省の調査によると、2022年度の食品ロス量は472万トンであり、そのうち食品関連事業者から発生する事業系食品ロスは236万トンに上るとされています。本プロジェクトでは、「賞味期限が近い」「食品加工において生じる端材」などの理由で廃棄される食材を原料として活用し、ビールへとアップサイクルすることで、事業系食品ロスの削減に貢献しています。さらに、クラフトビールの国内市場は2020年以降著しい成長を見せており、パッケージや食材にこだわり、地域性や独自性を打ち出した商品として販売することで高い付加価値を創出することが可能です。

2. 企業や自治体とパートナーシップを組み、循環型モデルを構築

Beer the Firstでは、多くの企業や自治体と共創し、クラフトビールを通して食品ロスの課題や地域の特産品創出に貢献しています。既にブランドが確立している商品やサービスとコラボレーションすることで、原料の安定的な調達が見込めるだけでなく、企業や自治体、消費者にとって高い価値を持つ商品を生み出す可能性が高まります。また、サステナブルなまちづくりを目指し、三菱地所株式会社が保有する建物から賞味期限を迎える災害備蓄品をアップサイクルし、同地域内で商品の販売を行う「地産地消」を目指した商品も。現状生じている食品ロスを資源として活用し、アップサイクルすることで地域循環を促進し、パートナー企業のビジネスモデルをより循環型へと近づけることができます。

3. 「おいしさ」「楽しさ」を追求し、広く食品ロスに取り組む人口を創出

Beer the Firstでは「おいしく、楽しく社会課題を解決したい」という想いのもと、アップサイクル商品だからこそ出せる味わいやストーリーを発信し、クラフトビールを通じて食品ロス問題への関心を高める活動を行っています。人気の高い”クラフトビール”と社会課題をかけあわせ、「おもしろい食材が使われている」「ラベルがかわいい」など消費者の目を惹きつける工夫を施し、料理とのペアリング提案を行うなど、商品そのものに価値を感じてもらえるビールづくりにこだわっているのが特徴です。環境というトピックにとどまらず、おいしさ、楽しさといったポジティブな感情を引き出すアプローチは、消費者やパートナー企業をはじめ、広く食品ロス削減に取り組む人口の創出にもつながっているといえるでしょう。

プロジェクト概要

運営主体 株式会社Beer the First
カテゴリ 食・バイオマス、Recover(再資源化する)
開始時期 2021年
URL https://beerthefirst.com/
連絡先 公式サイトよりお問い合わせください


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