古着の繊維を主原料にしたリサイクル軍手「よみがえり」
「よみがえり」は、回収された古着のリサイクル繊維を主原料とした特殊紡績手袋です。リサイクルや作業用品サプライを通じて安全・健康な作業環境づくりを行う、ナカノ株式会社が製造しています。
古布・古繊維を回収する故繊維問屋として1934年に創業したナカノ株式会社では、故繊維をリサイクルした再生繊維原料やウエス、軍手の製造販売、また良質な中古衣料を広く海外に輸出することで、繊維の回収・循環システムの構築にいち早く取り組んできました。
同社ではエコノミーとエコロジーが両立した真に豊かな社会を実現するための知恵を「エコソフィー」と呼び、行動指針として事業を行っています。「よみがえり」はエコソフィー事業の一環であり、古布を使ったアイデア商品の一つとして販売されています。
※本商品は、Circular Yokohamaが運営するYOKOHAMA CIRCULAR DESIGN MUSEUMにて展示販売を行っています。
ここがサーキュラー!
1. 廃棄衣類を有効活用し、CO2発生量を抑制
「よみがえり」の原料の約70%は、神奈川県で回収された廃棄衣類です。廃棄衣類の有効活用に寄与するほか、追加の資源投入を極小化できるため、同等の純綿軍手に比べ、ライフサイクルにおけるCO2発生量を1/6に抑えることができます。また、衣類本来の色をそのまま活用しているため、脱色や染色の必要もありません。これは製造過程での水資源の節約や、廃水による環境汚染防止にもつながります。さらに、繰り返し洗濯して利用が可能です。
利用者は普段の軍手を「よみがえり」に代替するだけで、日々の行動を変えることなく繊維製品の資源循環とCO2発生抑制に貢献することができます。
2. 「回収された後」を可視化するサーキュラーデザイン
ナカノ株式会社では単にリサイクル商品をデザインして販売するだけではなく、まとまった量が生産可能で、工場などビジネスの現場はもちろん、一般消費者にも幅広いニーズがあることを念頭において「よみがえり」を製造販売しています。1934年創業時から培われた繊維リサイクルについての知識と技術を活かし、消費者に「回収された後に活用されている様子」を可視化することにもつながっています。これは製品に関連する利用者と仕組みを理解した上でプロダクトをデザインし、意図・目的をストーリーとして社会に伝えるサーキュラーデザインの好例です。
3. 地域の活動や環境保全の促進に貢献
「よみがえり」は実際に、清掃活動や植林活動、学生ボランティアなど、地域の活動にも活用されています。繊維リサイクルから生まれた軍手は資源循環に貢献するだけではなく、それを使ってまちをきれいにする活動や環境保全活動を促進するという、さらなる循環を生み出しています。
プロジェクト概要
| 運営主体 | ナカノ株式会社 |
| カテゴリ | ファッション、リサイクル |
| 開始日 | 2009年 |
| 営業時間 | – |
| 住所 | 神奈川県横浜市南区新川町4-26 |
| URL | https://www.nakano-inter.co.jp/ecosophy/index.html |
| 連絡先 | Webサイトよりお問い合わせください |





