"使い捨て"から"再利用"への選択肢をつくる「リユーストナーカートリッジ」
オフィスや学校などで使用されるレーザープリンターのトナーカートリッジには、メーカー純正品以外に、数回の再利用が可能な「リユーストナーカートリッジ」があります。横浜市神奈川区に本社を置く原貿易株式会社は、繊維商社として印刷技術に関連する商品を扱っていたことから、1994年にトナーカートリッジのリユース事業に参入しました。現在は、トナーカートリッジを再利用するためのパーツの開発を手がけるとともに、認知拡大を目的としたリーフレットの制作および配布を行うなど、企業の環境意識向上を促し、資源の再利用を通じて環境負荷を低減するための活動を行っています。
トナーカートリッジは、使用済みの純正品を回収し、検査 ・ 分解した上で、 必要な部材のみを交換し、トナーを充填することで再利用できます。交換した部材のみを廃棄するため、新たにカートリッジを製造する場合と比較して、廃プラスチックの削減やCO2排出量削減につながります。
また、市販されているリユーストナーカートリッジの中には、その品質を保証する「E&Q マーク(※1)」、認定を受けた企業のみが使用できる「STMCロゴ(※2)」が貼付されているものがあります。同社には、世界的にも希少なSTMC認定インストラクターが在籍しており、リユーストナー業界への貢献のため、希望する企業に向けたトレーニングを実施しています。STMCの普及を推進することで、消費者が高品質なトナーカートリッジを安心して使用できるようサポートしています。
※1 日本カートリッジリサイクル工業会(AJCR)が制定した「環境と品質」の管理基準
※2 レーザープリンター用トナーカートリッジ(モノクロ機)の印字品質を測定するための世界的な標準試験方法
ここがサーキュラー!
1. リユース品に変えるだけで、廃プラスチックとCO2排出量を削減
リユーストナーカートリッジは、使用済の純正トナーカートリッジを回収し再利用した製品です。新たにカートリッジを製造する場合と比べ、使用するプラスチック量を抑えることができます。また、リユーストナーカートリッジを年間100本使用した場合、約150kgのCO2排出量削減(※)が可能です。利用者はトナーカートリッジをリユース品に切り変えるだけで、廃プラスチックの削減およびCO2排出量削減に貢献できます。
※リユース可能な飲料容器およびマイカップ・マイボトルの使用に係る環境負荷分析について(平成23年4月)をもとに試算
※A3モノクロ一体型代表機種のCO2排出削減量(1本あたり約1.54kg)をもとに試算
2. 脱炭素への取り組みの可視化、パートナーシップ強化で循環を促進
原貿易では2025年1月、他企業2社とともにカーボンニュートラル推進のための連携協定を締結しました。商社ならではの幅広いネットワークを活かし、パートナーシップを強化することで、脱炭素およびカーボンニュートラルの推進、サーキュラーエコノミーの推進を目指しています。また、同社では中小企業版SBT認証を取得しており、温室効果ガス排出量の可視化や、本社および物流センターの電力を100%再生可能エネルギーに切り替えるなど、脱炭素の取り組みを積極的に進め、社外に発信している点も特徴です。コスト面のメリットだけではなく、環境価値を訴求していくことを目指して、企業や団体の脱炭素・サステナビリティ活動の支援を行っています。
3. 学校向けプログラムの提供やシニア人材の雇用を通して広く地域に貢献
原貿易では、教育機関における特別講義の実施や、学生の企業訪問受け入れを行うほか、学校向けトナーカートリッジリユースプログラム「Printage for School」を提供しています。リユーストナーカートリッジの使用を通じて、通常よりも環境負荷の少ない印刷が可能となり、ICT教育が普及する中でも、紙を活用した学習を効果的に取り入れる選択肢が生まれます。さらに、同社はシニア人材の積極的な雇用を推進しており、70歳以降の社員も豊富な知識と経験を活かして活躍しています。このように、リユーストナーカートリッジを通じて、子どもから高齢者まで幅広い年齢層に関わり、地域に貢献しています。
プロジェクト概要
| 運営主体 | 原貿易株式会社 |
| カテゴリ | プラスチック・包装、リユース |
| 開始日 | 1994年 |
| 住所 | 神奈川県横浜市神奈川区松本町4丁目33-1 |
| URL | https://www.harabo.co.jp/ |
| 連絡先 | 電話番号:045-317-2251 / メール:eigyou@harabo.co.jp |







