金沢養護学校

アップサイクルを学び、体験する金沢養護学校のキャリア教育

神奈川県立金沢養護学校は、肢体不自由教育部門・知的障害教育部門の特別支援学校です。同校の高等部では、2020年よりキャリア教育の一環として、「職業」の授業時間を活用。地域社会とつながる新しい取り組みに挑戦しています。

その一つが、リサイクルペーパーをアップサイクルしたハンドバッグの制作です。学校の印刷室から出る、捨てられてしまうコピー用紙の包み紙を材料に、ひとつ一つ長さを測って切ったり糊で貼り付けたりして、バッグの本体を作っています。また、バッグの持ち手部分の材料は、靴下屋さんから譲り受けた製造時に発生する端切れ。コピー用紙の包み紙のサイズや靴下の端切れの色合いには、一つとして同じものはなく、どれも世界に一つだけのハンドメイド製品です。

作業工程は、包装紙を開くところから持ち手を編むところまで、全部で大きく6つ。各工程は、生徒一人ひとりの能力やセンスを活かして分業しています。細かい作業を器用にこなすことができる生徒、複雑な工程に集中して取り組むことができる生徒、色や柄選びのセンスが光る生徒、などそれぞれが得意を伸ばしながら活躍できる場を作ることで、将来の夢や職業選択の幅を広げています。

また、出来上がった製品は、横浜市内の事業者との協働により、地域のマルシェやイベント等へ出品しています。

ここがサーキュラー!

1.廃棄物に新たな価値を与える、こだわりの詰まったハンドメイドバッグ

コピー用紙の包み紙は、学校ならではの廃棄物。これまで、誰も意識に留めることなく捨てられていたそうですが、高等部の先生がふと、「この風合いを活かしたモノづくりができそう」と、思い立ったのだそう。せっかくならば、バッグ本体だけではなく持ち手にもアップサイクルの概念を採用したい、とさまざまな材料を検討し、不要になった靴下の端切れを活用する方法が生まれたのだといいます。

2.耐久性、伸縮性、デザイン性。素材の特性を活かしたモノづくり

コピー用紙の包み紙の耐久性や靴下の端切れの伸縮性といった素材の持つ特徴が活きるハンドバッグ。バッグ本体に少しシワがよっても、紙ならではの風合いでまるでビンテージのような雰囲気に。さらに持ち手は伸びるので、少し重いものを入れて持ち運ぶこともできます。モノによっては、コピー用紙に印刷されたリサイクルマークが模様となることもあり、アップサイクルバッグの特徴がデザインにも反映されています。

3.地域社会に役割を見出す、キャリア教育

キャリア教育の一環である本プロジェクトでは、生徒一人ひとりが、得意を活かしながら社会に貢献できるような進路を見つけるきっかけづくりを目指しています。廃棄物削減への貢献やリサイクル・アップサイクルの体験など、持続可能な社会構築に向けて今必要とされているスキルを培うプロジェクトです。

プロジェクト概要

運営主体神奈川県立金沢養護学校 高等部
カテゴリアップサイクル、リサイクル、環境教育
開始日2022年4月
住所〒236-0051 横浜市金沢区富岡東2-6-1
URLhttps://www.pen-kanagawa.ed.jp/kanazawa-sh/index.html
連絡先045-770-0456

他のプロジェクト一覧を見る

湘南エコプロジェクト

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はち育

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RiPiЯ

国内外のストック品(新品)をポイントリメイクする、サステナブルなレディースアパレルブランド。ブランド側の承諾を得てストック品を仕入れ、それらの製品にポイントリメイクを施すことで新たな付加価値を与えています。

Waveよこはま

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chain

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ベイバイク

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MAGO GALLERY YOKOHAMA

サステナブルアートの先駆者・長坂真護の専属ギャラリー。ガーナのスラム街に先進国が不法投棄した電子廃棄物を再利用して制作した作品等を販売し、先進国と開発途上国の間で循環が生まれるビジネスモデルを実現。

FOOD LOOP

横浜ビールが取り組む「FOOD LOOP」は食品廃棄物を資源として循環させるプロジェクト。モルト粕や食品廃棄物を堆肥化し野菜を栽培、収穫物を市内の飲食店で使用する形で食のリサイクルループを構築しています。

クラフトビールペーパー

クラフトビールを醸造する過程で廃棄されるモルト粕をクラフト紙に混ぜ込んで作られた再生紙。廃棄物を価値ある紙製品に変え、アップサイクルを実現することを目指してブルワリーや飲食事業者との連携を進めています。

Zero Ring

横浜のみなとみらい・関内エリアのテイクアウト容器を循環させるプロジェクト「Zero Ring」。テイクアウト容器を再利用可能にすることで使い捨て容器の課題を解決しながら、食べること自体に楽しみを与えたいという想いで始動しました。

アクアポニックス

水耕栽培と養殖を掛け合わせ、魚・微生物・植物の三者が生態系をつくる「循環型有機農業」のシステム。既存の農業・養殖業の生産・流通・資源循環のあり方を変え、資源の最小化、地産地消の推進、地域コミュニティの活性化に貢献しています。

Coco&K.

Coco&K.のバッグや小物は、フィリピンの環境問題に取り組むNGO団体「Kilus Foundation」の活動によって生まれたアップサイクル品。ジュースのアルミパックを再利用し、フィリピンの環境、雇用、教育の問題の改善につなげています。

TENTO

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アイカサ

街中のカサスポットで簡単に傘を借りたり返却したりすることができる傘のシェアリングサービス。アイカサの傘は耐久性に優れ、かつ修理可能な設計となっており、使い捨て傘の廃棄量を減らすことにつながっています。

ウェブいいかも市

サステナブル志向の地域店の美味しくて素敵な品々が月に1度楽しめる、地域の共同購入「ウェブいいかも市」。テイクアウトでは味わえないつながりを感じられる新しい地域店への応援のカタチです。

めぐる布市

寄付布を活用したアップサイクルブランド「AppliQué」が新型コロナウイルスの流行を機に、布や手芸用品のアウトレットマーケット「めぐる布市」をスタート。布の循環とアップサイクルを通じた地域コミュニティを構築しています。

ZERO PC

エシカルパソコン「ZERO PC」は、ピープルポートによる中古パソコンのアップサイクルプロジェクト。環境負荷ゼロを目指しながら、難民雇用や子ども支援にも力を入れて取り組んでいます。

横浜ブルーカーボン

横浜市が展開する世界発の「ブルーカーボン」によるカーボン・オフセット認証事業。横浜市沿岸部の海藻などが固定した炭素をブルーカーボンとしてクレジット化して企業に販売。海洋保全や地元漁業の再生に活用しています。

横浜国立大学・川村研究室

横浜国立大学院の研究グループが取り組む、コーヒー粕からセルロースナノファイバーを抽出するプロジェクト。循環型社会の実現に向けて、食品廃棄物を活用した環境配慮型素材の開発を模索しています。

環境絵日記

環境絵日記は、子どもたちが環境問題や環境保全について考え絵と文章を組み合わせて自由に表現する、夏休みの応募型プロジェクト。環境教育に働きかけることで新たな循環型事業を生み出しています。

NPO法人 フードバンク横浜

規格外食品や食品ロスを引き取り、福祉施設や生活困窮者等へ無料で提供している団体。食のフードバンクであると同時に心のフードバンクでもありたいという理念のもと、横浜の地域密着型支援団体として活動しています。

横浜リユースびんプロジェクト

びんの地域循環と地産地消をテーマにした、横浜の地域密着型環境保全プロジェクト。プロジェクトオリジナルのリユースびんと飲料をプロデュースし、環境問題にも地域活性化にもアプローチしています。

海月研究所

海月(くらげ)研究所は、未利用のクラゲをバイオマス原料として医療分野や化粧品などに有効活用するバイオソーシャルベンチャー。生物多様性と海洋環境保全、ライフサイエンスへの貢献を目指しています。

横横プロジェクト

横浜市の脱炭素イニシアチブ「Zero Carbon Yokohama」の一環として、青森県横浜町の再エネを横浜市内の企業に供給する地域連携プロジェクト。みんな電力のブロックチェーン技術を活用して電力の産地証明を実現しています。

WEショップ

WE21ジャパンが運営する、寄付とボランティア参加をベースとしたチャリティショップ。寄付された衣類や食器類などを有料で販売し、収益は途上国支援へつなげます。市民のコミュニティスペースとしても機能中。

かながわアップサイクルコンソーシアム

石灰石を主成分とする新素材「LIMEX」の開発元、株式会社TBMと神奈川県との連携により発足した官民協働型の「かながわアップサイクルコンソーシアム」。アップサイクルを通じてサーキュラーエコノミーを推進しています。

Circular Economy Plus Tシャツ

横浜市内の廃棄ペットボトルからサーキュラーTシャツの制作を目指すプロジェクト。ごみ拾いはgreenbird、Tシャツ素材は日本環境設計、デザインは横浜出身のデザイナー、印刷はゼロカーボンにより大川印刷が担当しています。

buøy

海洋に廃棄されたプラスチックごみを美しい工芸品に生まれ変わらせる「buøy」。異なる素材や色のプラスチックを混ぜて成形する特殊な製造工法が特徴です。株式会社テクノラボの「Plas+tech project」から誕生しました。

ファブラボ関内

横浜・関内にある市民のための実験工房「ファブラボ関内」。3Dプリンターやレーザーカッターなどデジタル工作機器を常備し、ワークショップなども随時開催。ものづくりを民主化するコミュニティ拠点としても活用されています。

似て非WORKS

アーティストの稲吉稔氏・渡辺梓氏によるアップサイクル・アート。日常の中で見過ごされがちな消費されない「価値」や「資源」を探し出し、「そこにしかない、そこだからこそ生まれる『気付き』」を軸に活動を展開しています。

Yワイひろば

磯子区にある空き家を活用したコミュニティスペース兼シェアオフィス。1Fは地域住民向けコミュニティスペースに、2Fは地元企業のシェアオフィスに。オフグリッドの太陽光発電により災害時の避難拠点としても機能しています。

金澤八味

廃棄予定のアマモを肥料として活用し、地元農園で唐辛子などの野菜を栽培、地域発の名産品を開発。環境教育の一環として小学校とも連携。海を綺麗にし、子供を育て、経済を活性化させる循環型農業プロジェクトです。

ヨコハマ・ウッドストロー・プロジェクト

横浜市の水源となる山梨県道志村の間伐材を原料とする「木製ストロー」の普及プロジェクト。ストロー製作には障がい者の方々が携わり、環境負荷削減だけではなく包摂的な事業モデルを実現しています。