テラサイクルジャパンと森永製菓、パウチタイプゼリー飲料の空き容器回収リサイクルプログラムを開始
- On 2022年9月1日
横浜市中区に拠点を置くテラサイクルジャパン合同会社(以下、テラサイクル)は、森永製菓株式会社(以下、森永製菓)と連携し、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンの協力のもと、2022年8月22日から横浜市役所内のセブン‐イレブン2店舗にてパウチタイプゼリー飲料の空き容器を回収する「inゼリーリサイクルプログラム」を開始しました。
ニュースのポイント
- 横浜市役所内のコンビニ2店舗でパウチタイプゼリー飲料の空き容器回収リサイクルプログラムが開始
- テラサイクルジャパンと森永製菓が連携し、セブン-イレブン・ジャパンが協力
- 空き容器は回収後リサイクルのための処理を経てペレット化され、新たな資源に生まれ変わる
テラサイクル初、コンビニでの空き容器回収リサイクルプログラム
本プログラムは、テラサイクルとしては初となるコンビニエンスストアでの回収リサイクルプログラムです。「SDGs未来都市」である横浜市内のセブン‐イレブン店舗が協力し、パウチタイプゼリー飲料の空き容器回収を実証実験としておこなうことで、回収リサイクル活動の拡大とさらなる可能性を検証します。回収された空き容器は、リサイクルのための処理を経てペレット化され、新たな資源に生まれ変わります。
また、テラサイクルによると、この実証実験は環境負荷を抑えた資源循環型の生産のための研究開発への寄与が期待されているとのことです。
リサイクルプログラム概要
開始日:2022年8月22日
回収場所:横浜市役所内のセブン‐イレブン2店舗(セブン‐イレブン 横浜市役所店、セブン‐イレブン 横浜市役所11F店)
回収対象:全てのパウチタイプゼリー飲料の空き容器
(※パウチタイプゼリー飲料の空き容器であれば、全メーカーの商品が回収対象)
参加方法:パウチタイプゼリー飲料の空き容器は切って、洗って、乾かしてから専用の回収BOXに投入してください。
なぜこの取り組みが大切?
循環型のビジネスモデルを実現するためには「パートナーシップ」が重要です。本実証実験においては、テラサイクルジャパンと森永製菓が連携し、さらに回収の場としてセブン-イレブン・ジャパンが協力することで、3社がともに循環型のビジネスモデルを目指していることが伝わってきます。異業種の3社がそれぞれが持つ商品やサービスの特性を活かし、共同で取り組みを行い、知識の共有を深めることは、サーキュラーエコノミーを推進する上で重要な動きといえるでしょう。
また、回収された空き容器をペレット化し、新たな資源に生まれ変わらせるという点では、空き容器回収の場を身近にあるコンビニエンスストアに設置することは市民の行動促進に大きな意味を持ちます。一方、今回の実証実験では回収拠点が横浜市役所内の2店舗と規模が限られており、パウチタイプゼリー飲料の空き容器の洗浄等、回収前の工程にも手間がかかるため、どれほどの空き容器が回収されるかが注目されます。Circular Yokohamaでは今後も、サーキュラーエコノミーに関連した実証実験とその結果を追っていきます。
【参照サイト】横浜市内のセブン‐イレブンで、森永製菓がパウチタイプゼリー飲料の空き容器回収リサイクル実証実験開始
【参照サイト】テラサイクルジャパン in ゼリーリサイクルプログラム
金田 悠
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