 
                                                                                
                
                                【11/17】ヤマハ発動機、「海の再生をビジネスで広げる」をテーマにしたトークイベントを横浜で開催
- On 2025年10月31日
ヤマハ発動機株式会社(以下、ヤマハ発動機)は、リジェネレーション(再生)をテーマにしたイベントシリーズ「PLAY for REGENERATION ―消費する遊びから、再生する遊びへ―」の第4回を、2025年11月17日(月)に開催すると発表しました。会場は、同社がみなとみらいに構える共創スペース「YAMAHA MOTOR Regenerative Lab(リジェラボ)」です。
本イベントシリーズの企画・運営には、Circular Yokohamaを運営するハーチ株式会社が協力しています。
海の再生をビジネスにするためのヒントを探ろう
Vol.4となる今回のテーマは「海の再生をビジネスで広げよう。遊び起点の活動推進と、共創でつなぐ未来の海」。
現在注目が集まる、海の再生。気候変動に起因する海水温上昇や海洋酸性化、それに伴う生態系の変化や生物多様性の損失、そして海洋ごみ問題など、海は様々な問題を抱えています。海は私たちの命の基盤であり、そして大切な遊び場でありながら、抱える問題は人間活動に由来するものも少なくありません。
そこで、豊かな海を後世につなぐため、海の再生を推進したいと考える方も多いのではないでしょうか?しかしながら、長期的な変化を求めるものだからこそ活動を継続させることが必要な一方で、そのビジネス化は一筋縄ではいかないのが実際です。
それでは、すでに海の再生をビジネスとして活動しているプレーヤーたちは、どのようにこの2つを結びつけているのでしょうか?
今回は特に「遊び」の要素を大切にしている4名のゲストをお招きし、これまでの試行錯誤も伺いながら、海の再生のビジネス化におけるヒントを探っていきたいと思います。
一人目のゲストは、ヤマハ発動機株式会社でアマモ場の再生に取り組む藤川辰徳さん。同社の船外機・プレジャーボート事業は海がなければ成り立たず、その「遊びのフィールド」を後世につなぐために活動を展開。事業継続とネイチャーポジティブをどのようにとらえているのかを伺います。
二人目は、横浜市金沢区でコンブ養殖し、生態系保全や漁業振興、地域活性を目指す幸海ヒーローズ代表の富本龍徳さん。富本さんはコンブ養殖による生態系回復を起点としながら、「遊び心」をもって食品開発や銭湯とのコラボレーションなどを展開。遊びの力でいかに活動に付加価値が生まれるのかを伺います。

三人目は、海藻の研究と栽培・販売を通して、海洋の生物多様性に貢献しながら新たな食文化を提案する合同会社シーベジタブル・事業開発マネージャーの高山奈々さん。同社の海面栽培による海藻は藻場として機能し、魚をはじめとする海洋生物のゆりかごになるとともに、減りゆく海藻の種の再生にも繋がり、さらにはブルーカーボンとしてCO2吸収にも貢献します。海藻食文化を広げるにあたって「楽しさ」を大切にする同社の姿勢から、遊びが新たなカルチャーを広げる可能性を探ります。

四人目は、海底に引っかかった釣り具を自ら潜って回収し、再製品化を行うマリンスイーパーの土井佑太さんです。釣りは身近に海を感じられる遊びである一方、その環境負荷はこれまで避けられずにいました。レジャーを通した海との関わり方や、これからのレジャーのあり方を考えます。

本イベントは、答えのない問いに共に取り組む「共創の場」です。参加者も登壇者もフラットに楽しく語り合いながら、海の再生とビジネスがいかにつながるのか、そこに遊びがどのような力を発揮するのか、そして新たな事業機会を探っていきたいと思います。
懇親タイムのケータリングでは、幸海ヒーローズのこんぶや、シーベジタブルの海藻レシピを実際に味わいたいと思います!
登壇者や同じ志を持つ多様な仲間との交流を深めながら、明日からのビジネスに活かせる具体的なヒントや、新たな共創のきっかけをぜひ見つけてください!
PLAY for REGENERATION Vol.4 開催概要
- タイトル:海の再生をビジネスで広げよう。遊び起点の活動推進と、共創でつなぐ未来の海|PLAY for REGENERATION Vol.4
- 日時:2025年11月17日(月)18:00〜20:30(開場17:30)
- 会場:YAMAHA MOTOR Regenerative Lab「リジェラボ」
 (横浜シンフォステージ ウエストタワー9階)
- 参加費:1,500円(事前申込制/定員50名 ※申込多数の場合、抽選の可能性あり)
- お申し込み:Peatixよりお申し込みください。
- 主催:ヤマハ発動機株式会社
- 企画・運営協力:ハーチ株式会社


過去のイベントの様子
当日の流れ(予定)
17:30 開場・チェックイン
18:00 オープニング・インスピレーショントーク
18:15 ゲストトーク
19:00 クロストーク
19:45 まとめ・写真撮影
20:00 交流タイム
20:30  終了

ごみの出ない「ゼロ・ウェイスト」な軽食をご用意します
このイベントで得られること
- 海の再生をどうビジネス化するかへのヒント
- 海の環境変化への知識や現場の肌感覚
- 「遊び」がいかにビジネスを加速させるかへの洞察
- 環境・社会・ウェルビーイングといった視点を事業につなげる方法
- 地域資源を持続的、継続的に社会価値として広げる視点
- 多様な業種・世代とのコネクション・共創ネットワーク
こんな方におすすめ
- 海の再生で起業したい方・活動を始めたい方
- リジェネレーション・サステナビリティの事業に課題感や難しさを感じている方
- 大企業で新規事業や経営企画に携わり、「非財務価値を事業に組み込みたい」と思っている方
- 自治体・地域プロデューサー・起業家で、地域資源を活かした持続的な仕組みを模索している方
- サステナビリティ評価やインパクト投資に関心のある金融・行政関係者
- 多様な業種・世代の仲間と共創し、新しい挑戦を始めたい方
- その他、テーマに少しでも興味のある方は大歓迎です!
ゲストのご紹介
藤川 辰徳さん(ヤマハ発動機株式会社 技術・研究本部共創・新ビジネス開発部 企画グループ チーフ)

佐賀県出身。2013年にヤマハ発動機に入社。ASEAN地域の海外工場の運営支援やオートバイの生産準備推進を経て2023年より現職。
「100年先の後世に豊かな海を残したい」という想いのもと、海洋の社会問題解決へつながる新規事業の探索中。現在は、海の生態系のバランスを保ち、安定した未来へつなげることを目指し、藻場再生プロジェクトに取り組んでいる。
富本 龍徳さん(幸海ヒーローズ・代表)

アメリカから帰国後、IT企業のセールスプロモーションを経て、 現在は“日本の海にコンブの森を作る”事をミッションに横浜でコンブの計画養殖をスタート。コンブを単なる食材と捉えず、森林に代表されるグリーンカーボンの約5倍のCO2を吸収する温暖化対策に寄与する海藻としての機能に着目。地元漁協と連携して、海の環境保全に貢献するコンブを栽培・活用する。
高山 奈々さん(合同会社シーベジタブル 事業開発マネージャー)

Photo by 廣川慶明
大学卒業後、地域プロデュース事業を行うベンチャー企業に新卒1期生で入社。代表と二人三脚で、地域プロデューサー、Webメディア編集長ほか、営業、企画、総務など幅広い業務を担当。独立後、ご縁で出会ったシーベジタブルで「海藻の食文化が広がれば社会は良くなる」ことを確信。限りある時間を心震える未来のために使いたいと思い、共に走り出す。2024年には伊勢丹新宿店、日本橋三越本店と120ブランド・170以上の新商品を展開した海藻フェア『EAT & MEET SEA VEGETABLE』を牽引した。現在は、海藻の食利用以外の可能性を模索する事業開発チームで企業・自治体・漁業者らと連携をしながら奮闘中。
土井 佑太さん(Marine Sweeper代表)

静岡県出身。5年間のサラリーマン生活の後、2021年に独立。全国各地に水中清掃のプロジェクトを実施。
釣り人主体の水中清掃による水辺の保全活動の促進を目指し、多くの組織の共同しながら水中清掃の普及啓発に取り組む。現在は、NPOや企業との連携により海だけではなく湖の活動にも注力している。
ケータリングのご紹介

WiLLD(ウィルド)は「Will=意志・未来」と「Wild=自然・野生」を組み合わせた造語。“食を通じて未来へ自然を残す”想いを込めたケータリングを行っています。神奈川県西部の契約農家10箇所と提携し、旬の野菜を主役に発酵調味料やスパイスと組み合わせたオリジナルのオーガニック料理を提供しています。体にやさしく彩り豊かなお食事をお楽しみください。
会場・本イベントシリーズについて
YAMAHA MOTOR Regenerative Lab(リジェラボ)
リジェラボは、ヤマハ発動機が運営する「再生(Regeneration)」をテーマにした共創スペースです。
人・自然・都市のこれからを考える実験場として、多様なバックグラウンドを持つ人々が集い、未来のアイデアが生まれる場です。
PLAY for REGENERATION ―消費する遊びから、再生する遊びへ―
2025年7月、ヤマハ発動機の共創スペース「リジェラボ」にて、新たなイベントシリーズ「PLAY for REGENERATION」がスタートしました。
このシリーズは、“再生”をテーマに、共通の問いを囲み、遊びを通じて新規事業や共創の種を育てる場所です。
「自分自身」や「日々の暮らし」といった内側(Inner)の視点から出発し、社会や環境といった外側(Outer)とのつながりへと視野を広げていきます。その接点にあるモビリティや共創の可能性を遊ぶように探りながら、リジェネラティブ=再生の視点を育むことを目指しています。
★イベントの詳細とお申込みは、Peatixページより。
【参照記事】海の再生をビジネスで広げよう。遊び起点の活動推進と、共創でつなぐ未来の海|PLAY for REGENERATION Vol.4
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		Circular Yokohama Editorial Team
 
		

 
													 
													 
													 
													