【12/22】ヤマハ発動機、「自然から学ぶビジネスデザインの発想」をテーマにしたトークイベントを横浜で開催
- On 2025年12月4日
ヤマハ発動機株式会社(以下、ヤマハ発動機)は、リジェネレーション(再生)をテーマにしたイベントシリーズ「PLAY for REGENERATION ―消費する遊びから、再生する遊びへ―」の第5回を、2025年12月22日(月)に開催すると発表しました。会場は、同社がみなとみらいに構える共創スペース「YAMAHA MOTOR Regenerative Lab(リジェラボ)」です。
本イベントシリーズの企画・運営には、Circular Yokohamaを運営するハーチ株式会社が協力しています。
デザインの土壌を、今こそ問い直す
私たちはこれまで、イベントシリーズ「PLAY for REGENERATION-消費する遊びから、再生する遊びへ‐」で、遊びを通じて新規事業や共創の種を育てるイベントを開催してきました。そして「人間と自然の境界」を溶かし、私たち人間は自然とともにあることを実感してきました。
そこで今回は、具体的にどう共創を生み、ビジネスを展開し育てていくか、その鍵となる「ビジネスのデザイン」に焦点を当てたイベントを開催します。
自然から、再生型のデザインを学ぶ
新しい事業やプロダクトには、必ず「設計=デザイン」があります。
本イベントが探究するのは、自然の仕組みや知恵をヒントに、地球と社会の再生(Regeneration)につながるビジネスを構想するための発想です。単なる形づくりではなく、自然界が何億年もかけて育んできた循環・共生・自己修復などの仕組みを、未来の事業に応用する視点を育てます。
テーマは、「自然から学ぶビジネスデザインの発想」。自然を模倣してイノベーションを生むバイオミミクリーと、都市で人と自然の関係を再編集するランドスケープ、二つの領域を手がかりに、これからのビジネスのヒントを探ります。

例)500系新幹線の先頭部分は、騒音対策としてカワセミのくちばしが参考にされている
ゲストには、一般社団法人バイオミミクリー・ジャパン 代表理事/バイオミミクリー・スペシャリストの東 嗣了さんと、株式会社フォルク代表取締役 / ランドスケープ・デザイナーの三島 由樹さんをお迎えします。そして、クロストークではヤマハ発動機株式会社 プランニングデザイン部の中村智氏をお呼びし、ヤマハ発動機の「世界中の人々に感動を届け、人の心を震わせるデザイン」と掛け合わせることで、どのような革新的な創造を生み出すのかを考えます。
さらにイベント後半では、世の中のある事業課題とバイオミミクリーを掛け合わせた時にはどのような新しい解決策が思い浮かぶのか、それらを参加者と共に構想します。
私たち自身も自然の一部だと捉えたとき、自然の摂理はどんなヒントを与えてくれるだろうか。その視点に立つことで、これまでの前提を超えた発想が生まれます。

過去イベントの様子
PLAY for REGENERATION Vol.5 開催概要
- タイトル:自然から学ぶ「再生のデザイン」。バイオミミクリーとランドスケープをヒントに、次のビジネスを構想する|PLAY for REGENERATION Vol.5
- 日時:2025年12月22日(月)18:00〜20:30(17:30受付開始)
- 会場:YAMAHA MOTOR Regenerative Lab「リジェラボ」(横浜シンフォステージ ウエストタワー9階)
- 定員:50名
- 参加費:1,500円(事前申込制/抽選の可能性あり)
- 形式:オフライン
- 申込方法:Peatixよりお申し込みください。
- 入館方法:開催前日にPeatix登録メール宛に「横浜シンフォステージ来訪者管理システム」より入館用QRコードが送付されます。※PeatixのQRコードは使用できませんのでご注意ください。
- 当日緊急連絡先:080-4771-5849
- 主催:ヤマハ発動機株式会社
- 企画・運営協力:ハーチ株式会社
当日の流れ(予定)
17:30~ 受付開始
18:00~ オープニング
18:10~ ゲストトークセッション
‐一般社団法人バイオミミクリー・ジャパン 代表理事/バイオミミクリー・スペシャリスト 東 嗣了氏
– 株式会社フォルク代表取締役 / ランドスケープ・デザイナー 三島 由樹氏
18:25~ クロストーク
東 嗣了氏、三島 由樹氏に加え、ヤマハ発動機株式会社 プランニングデザイン部の中村智氏をお呼びし、3者でのトークセッションを行います
18:55~ 集合写真・休憩
19:05~ 遊びのワーク:自然の知恵を事業に生かす発想を耕そう
1)各チームに配られる「今、解決したい課題」を確認する
2)自然界の仕組み(例:循環・自己修復・共生など)をヒントに発想を広げる
3)参加者の技術・知見や新しいアイデアと掛け合わせ、再生型の事業コンセプトを構想する
4)アイデアを共有し、登壇者からコメントをもらう
19:50~ まとめ
20:00~ 交流タイム(ゼロ・ウェイスト軽食)
「遊びのワーク」で発想を耕す
イベント後半では、自然界の仕組みをヒントに、自由な発想で事業アイデアを考える「遊びのワーク」を行います。ここでいう“遊び”とは、決まった答えを出すことではなく、柔軟に発想を広げるためのマインドセットを示します。
自然から学んだ知恵をもとに、参加者同士の対話を通じて、再生型ビジネスや共創のヒントを探ります。
こんな方におすすめ
- 自然の知恵をビジネスの発想に活かしたい方
- 共創を通じて新しい価値を生み出したい新規事業・デザイン部門の方
- リジェネラティブ経営、イノベーションという言葉にピンと来る方
- “再生型”という視点から事業の未来を考えたい方
- 持続可能性を超える事業づくりに関心のある方
登壇者のご紹介
ゲストトーク登壇者
東 嗣了 氏

米国大学院にてバイオミミクリーを専攻。コスタリカなど世界でのフィールドワークを経て、日本人初のバイオミミクリー・スペシャリストを取得。リジェネラティブな世界を目指し、バイオミミクリーを切り口としたイノベーション創出、社会変革リーダー育成に力を注ぐ。これまで官公庁、企業、スタートアップ、高校生、街づくり、TV番組などで、研修・ワークショップを実施。プライベートでは、釣りを通して世界を旅し、自然とのRight Relationshipを探求し続けるフライフィッシャーマン
株式会社SYSTEMIC CHANGE 代表取締役
組織開発コンサルタント/ 組織と関係性のためのシステムコーチ
三島 由樹 氏

株式会社フォルク代表取締役 / ランドスケープ・デザイナー 一社)シモキタ園藝部理事 一社)ソーシャルグリーンデザイン協会理事 八王子生まれ。慶應義塾大学環境情報学部 卒業。ハーバード大学大学院デザインスクール修了。MVVA NYオフィス、東京大学大学院都市工学専攻助教の職を経て、2015年株式会社フォルクを設立。全国各地にて、まちとみどりと人をつなぐ場やコモンズのリサーチ・デザイン・運営に取り組む。季刊「庭NIWA」にて「庭と園藝-社会とコモンズのデザイン論-」を連載中。東京藝術大学 非常勤講師 。主な受賞として、緑の都市賞 内閣総理大臣賞、日本造園学会賞など。
クロストーク登壇者
中村 智 氏

神奈川県生まれ。幼少期から大学卒業までをアメリカとイギリスで過ごし、グローバルな視野を培う。日本のデザイン会社でクルマやスポーツ用品などのプロダクトデザインに従事した後、ドイツの大学院でモビリティデザインを専攻。卒業後はベルリンを拠点にフリーランスとして活動し、2013年にヤマハ発動機へ。クリエイティブ・ストラテジストとして、デザインと戦略を往復しながら、プロダクトの背後にあるストーリーを価値へと変換する役割を担っている。UX視点を戦略に結びつけ、新しいモビリティ体験を描き出すとともに、多様なバックグラウンドを持つデザイナーと協働しながら、デザインを起点としたイノベーションの創出を推進している。柔軟で自由な発想を大切にし、デザインを通じてアイデアに命を吹き込むことで、未来の社会や人々の前進に寄与することを目指している。
ケータリングのご紹介

WiLLD(ウィルド)は「Will=意志・未来」と「Wild=自然・野生」を組み合わせた造語。“食を通じて未来へ自然を残す”想いを込めたケータリングを行っています。神奈川県西部の契約農家10箇所と提携し、旬の野菜を主役に発酵調味料やスパイスと組み合わせたオリジナルのオーガニック料理を提供しています。体にやさしく彩り豊かなお食事をお楽しみください。
会場・本イベントシリーズについて
YAMAHA MOTOR Regenerative Lab(リジェラボ)
リジェラボは、ヤマハ発動機が運営する「再生(Regeneration)」をテーマにした共創スペースです。
人・自然・都市のこれからを考える実験場として、多様なバックグラウンドを持つ人々が集い、未来のアイデアが生まれる場です。
PLAY for REGENERATION ―消費する遊びから、再生する遊びへ―
それぞれの生き物には、役割がある。
ミツバチが花をめぐり受粉を助け、森は土を耕し、海藻は二酸化炭素を吸収するように。
では、私たち人間は自然の一部として、どんな営みを還元できるだろうか。
「PLAY for REGENERATION」 は、“再生”をテーマに、共通の問いを囲み、遊びながら考える場所です。
理由のいらない“遊び”の中で、都市に暮らす私たちの感性が、少しずつほどけていく。
五感をひらき、身体を動かし、自然の中に自分自身を見つけていく。
そして、感じたことをわかちあい、人と人とのつながりが紡がれる。
ここから、共創の芽が育っていきます。
さあ、「地球がよろこぶ遊び」を一緒に探しにいこう。
主催:ヤマハ発動機株式会社
企画・運営協力:ハーチ株式会社
ビジネスの土壌を、この夜、いっしょに耕しましょう。
自然から学ぶ発想が、これからの共創の芽になることを願って。
★イベントの詳細とお申込みは、Peatixページより。
【参照記事】自然から学ぶ「再生のデザイン」。バイオミミクリーとランドスケープをヒントに、次のビジネスを構想する|PLAY for REGENERATION Vol.5
【関連記事】正解のない“遊び”が再生の種になる。ヤマハ発動機×ハーチが「PLAY for REGENERATION」で共に描く未来
【関連記事】【11/17】ヤマハ発動機、「海の再生をビジネスで広げる」をテーマにしたトークイベントを横浜で開催
【関連記事】【9/30】ヤマハ発動機、「大地を再生する事業のリアル」に迫るトークイベントを開催
【関連記事】【9/3】ヤマハ発動機、”再生”をテーマにしたイベントシリーズの第二回「わたしたちの創造力は、都市の『体温』を再生できるか?」を開催
【関連記事】【7/29】ヤマハ発動機、”再生”をテーマにしたイベントシリーズ「PLAY for REGENERATION ―消費する遊びから、再生する遊びへ―」を開始

