
横浜市とSBエナジー、スマホゲームを活用した電力需要抑制の実証実験を開始
- On 2022年12月22日
横浜市は、電力需給ひっ迫時の家庭における電力消費の削減を図るため、SBエナジー株式会社(以下、SBエナジー)と2022年11月に連携協定を締結しました。2023年1月初旬から2月末までの期間、脱炭素型ライフスタイル転換促進ウェブアプリケーション「yOUR(ユアワー)」を活用した実証実験を開始します。
ニュースのポイント
- 横浜市とソフトバンクグループ子会社のSBエナジーが連携、実証実験を開始
- 脱炭素先行地域に選定されているみなとみらい21地区が重点地区に
- ゲーミフィケーションで節電につながる消費者行動を後押し
節電要請を背景に、ゲーミフィケーションで脱炭素社会を後押しする実証実験を開始
昨今の社会情勢の中で、今冬においても電力の需要に対する供給力不足が見込まれており、事業者や家庭に対して来年3月まで、国から無理のない範囲での節電への協力が要請されています。そこで横浜市は、脱炭素社会の実現に向けた消費者行動をゲーミフィケーション(※)で後押しする本実証を推進するSBエナジーと連携し、脱炭素先行地域に選定されているみなとみらい21地区を重点地区として、ともに家庭での電力需要抑制に取り組みます。
※ゲームに用いられるデザインや構造、仕掛けなどの要素をゲーム以外の分野に応用すること

出典:脱炭素型ライフスタイル転換促進アプリケーション「yOUR」の冬季実証実施について
実証に参加するユーザーには、「yOUR」のLINE公式アカウントから翌日の電力需給の逼迫が想定される時間帯の外出を促す通知が発信されます。通知を受け取ったユーザーは特定のスポットへの外出などによってゲームに参加し、ゲーム体験を楽しみながら「環境貢献ポイント」を獲得することができます。ポイントは、PayPayポイントと交換が可能とのこと。
実証に関わるみなとみらい21地区内の主なスポットは、以下が予定されています。
- アニヴェルセルみなとみらい横浜
- MMテラス
- MMパークビル
- 神奈川大学みなとみらいキャンパス
- クイーンズスクエア横浜
- 日産グローバル本社ギャラリー
- 日石横浜ビル
- 日本丸メモリアルパーク
- MARK IS みなとみらい
- MARINE&WALK YOKOHAMA
- 横浜赤レンガ倉庫
- 横濱ゲートタワー
- 横浜ハンマーヘッド
- 横浜メディアタワー
- 横浜ランドマークタワー
- 横浜ワールドポーターズ
脱炭素型ライフスタイル転換促進ウェブアプリケーション「yOUR」について
「どうせなら楽しく、地球にやさしい生活を」をコンセプトに、脱炭素社会の実現に向けた消費者行動をゲーミフィケーションで後押しすることを目的とした、脱炭素型ライフスタイル転換促進ウェブアプリケーションです。

「yOUR」による環境貢献活動のイメージ(出典:横浜市記者発表資料)
開催概要
実証期間:2023年1月初旬から2月末日まで
対象:対象エリア/神奈川県、埼玉県、千葉県、東京都
対象者/対象エリアを契約者住所として、本実証の対象サービスを契約する一部ユーザー
※募集は既に終了しています。
【参照サイト】みなとみらい21地区を重点地区とし、「アプリケーションを活用した外出による電力需要抑制の実証」を行います。
【参照サイト】脱炭素型ライフスタイル転換促進アプリケーション「yOUR」の冬季実証実施について

金田 悠

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