
一般社団法人横浜青年会議所がクリーンエネルギーで運営するハロウィンイベント「GREEN HALLOWEEN IN YOKOHAMA」を開催
- On 2023年12月14日
2023年10月29日、明るい豊かな社会を築き上げることを理念に掲げ、社会課題解決に向けて行政などと連携しながら日々活動をしている一般社団法人横浜青年会議所が、ク リーンエネルギーで運営されるハロウィンイベント「GREEN HALLOWEEN IN YOKOHAMA」を開催しました。
このイベントは、横浜市の掲げる Zero Carbon Yokohama の実現に向けて、会場内で脱炭素や循環経済に触れ、クリーンエネルギーの活用を体感しながら楽しむことができます。
オトナもコドモも楽しめる脱炭素&循環経済型ハロウィン「GREEN HALLOWEEN IN YOKOHAMA」
イベントの動力を、CO2を排出しないクリーンエネルギーで全て運営する事に挑戦した会場では、脱炭素や循環経済に触れるコンテンツが多く設置されました。また、イベント内では子供発電所を設置し、参加者が生み出したエネルギーを使うイルミネーションも展示しました。
ハロウィンの装飾が施された会場には、様々なコスチュームに身を包んだ子どもたちが多く参加。
子どもが自転車を漕ぎ電気を貯める「子ども発電所」には多くの参加者が訪れ、アクティビティをとおしてエネルギー循環を体験できます。

子ども用の自転車が設置され、蓄電されている電気量が可視化されています
他にも、横浜市内のサーキュラーエコノミー実践会社の展示・アクティビティが設置され、ハロウィンコンテンツ以外でも循環経済を学ぶ姿が見られました。
ここでは、会場に出展していた一部コンテンツを紹介します。
次世代型太陽電池 ペロブスカイト型太陽電池
室内でも発電ができる横浜発の新技術です。国産の材料で作られているため、発電コストを抑えることができるのが特徴です。

ペロブスカイト型太陽電池を使用しおもちゃの電車を走らせている様子
世界最小サイズのCO2回収装置 ひやっしー
誰でもボタン一つでCO2を回収できる世界最小マシンです。オフィスや家庭などに設置し、大気中のCO2を回収・空気環境を改善することができます。

「ひやっしー」CO2濃度を表情で表示します
風と太陽で刷る 大川印刷
再生可能エネルギー100%で刷る印刷を行っています。脱炭素社会実現につながる「CO2ゼロ印刷」です。

展示の様子
横浜環境保全 ハマのありが堆肥
地元野菜に安心安全を届けるハマのありが堆肥です。飲食店などの調理で出た生ごみを回収し、堆肥化施設で「コーヒーかす」などを混ぜて無添加の有機堆肥を製造しています。

環境に配慮した無添加の堆肥
取材後記
会場には多くの仮装した子どもが来場し、広い公園でのびのびと遊んでいました。
自転車型の子ども発電機も、子どもにとってはただのアクティビティかもしれませんが、最後にイルミネーションが灯った瞬間は、エネルギーの仕組みを感じる機会になったかもしれません。

点灯されたイルミネーション
脱炭素や循環経済は、文字だけを見ると難しい取り組み・概念だと思う方も多くいます。そのような中で、楽しむ先にサーキュラーな一面がある本イベントは、今後のサーキュラーエコノミー推進活動において重要なことです。
Circular Yokohamaでも、本イベントのように子どもたちが楽しみながらエネルギーの循環について学ぶことができるイベントを提供していきたいと、決意を新たにする時間となりました。
今回のイベントをきっかけに循環経済や環境について考える人が増え、日常に少しでもサーキュラーな活動を取り込むひとが増えれば、イベント開催の意義が生まれるでしょう。
イベント概要
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- 日時:2023 年 10 月 29 日(日) 12:00~18:00
- 開催場所:根岸森林公園ドーナツ広場
- 開催概要
・クリーンエネルギーによるイベント運営
・ステージコンテンツ
(クリーンエネルギー活用によるまちづくりについて、仮装コンテスト、
クリーンイルミネーションなど)
・脱炭素や循環経済のテント出展(ペロブスカイト太陽電池など)
・地場野菜を使ったキッチンカーの出店
・クリーンエネルギーによる一等馬見所のライトアップ - 主催:⼀般社団法⼈横浜⻘年会議所
- 共催:横浜市温暖化対策統括本部
- 後援:神奈川県・公益財団法人横浜観光コンベンションビューロー・公益社団法人神奈川県観光協会・横浜銀行
【参照サイト】?GREEN HALLOWEEN IN YOKOHAMA 開催のご案内
【参照サイト】GREEN HALLOWEEN IN YOKOHAMA 開催のお知らせ コドモもオトナも脱炭素・クリーンエネルギーで楽しむハロウィーン!
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幼い頃から動物や自然に触れて過ごす。卒業後はデンマークのフォルケホイスコーレへ留学しパーマカルチャーに出逢う。以降、大学で国際文化交流を学びながら循環型社会を目指すアイディアを研究。現在興味のある分野は、サーキュラーエコノミー、パーマカルチャー、動物。最新記事 by Momoka Maruyama (全て見る)
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