もったいない!から、おいしい!へ。アマンダリーナの地産地消・地域産品づくり体験【イベントレポート】
- On 2020年11月25日
”もったいない!から、おいしい!へ”をテーマにしたアマンダリーナ主催の全3回の地産地消の体験イベント。2020年11月15日、横浜市金沢区の柴シーサイドファームにてシリーズの最終回となるみかん狩りとマイ八味唐辛子作りが行われました。
当日は子どもから大人までおよそ50人が集結しました。本記事では、アマンダリーナの地産地消推進の取り組みをイベントの様子とともにお伝えします。
”もったいない!から、おいしい!へ”地産地消体験イベントについて
横浜市認定はまふぅどコンシェルジュとしても活躍する、アマンダリーナ合同会社の代表 奥井奈都美(おくい・なつみ)さん。Circular Yokohamaでは、これまでにも奥井さんの農学連携や食品廃棄物削減といった様々な取り組みを紹介してきました。
今回行われたみかん狩り・マイ八味唐辛子作りのイベントは、横浜市でサーキュラーエコノミーを推進するSDGs横浜金澤リビングラボとアマンダリーナの共催によって実現したもの。2019年から奥井さんを中心に金沢区の町おこしを目的として進行している「金澤八味プロジェクト」の一環として行われました。(「金澤八味プロジェクト」については、#おたがいハマ イベントレポートにて詳しくご紹介しています。)
そして、全3回のシリーズである”もったいない!から、おいしい!へ”をテーマにしたこの地産地消イベントですが、第1弾は8月に行われた横浜産青みかん摘果体験、第2弾は9月に行われた青みかん胡椒と即席ドレッシングのワークショップ。それを締めくくる第3弾が、この度のみかん狩り・マイ八味唐辛子作りです。
みかん狩り
イベントの前半は、柴シーサイドファームにて開催のみかん狩り。今まさに時季本番を迎えているみかんは、真夏の太陽を浴びて甘みと酸味がギュッと詰まったちょうど良い大きさになっています。
今回は、参加者自身がみかんを摘み取ってその場で試食することで地産地消を肌で感じる体験に。さらに、試食が終わったみかんの皮は捨てることなく回収し「金澤八味プロジェクト」で使用する陳皮(乾燥させたみかんの皮)として余すことなく生まれ変わらせる、というサーキュラーエコノミーの視点も取り入れています。
マイ八味唐辛子づくりワークショップ
そして、イベントのもう一つのお楽しみがマイ八味唐辛子作りです。このワークショップでは、2019年に金澤八味の商品開発から販売までに携わった瀬ヶ崎小学校2019年度の6年生(現中学1年生)が参加し、進行をお手伝い。
今回の八味唐辛子づくりに用意された食材は、唐辛子、しそ、あおさ、椎茸粉、昆布粉、陳皮、生姜、山椒、黒ごまの9種類。そのうち、唐辛子、しそ、椎茸、昆布、陳皮が地元で採れた食材です。
奥井さん「唐辛子や陳皮、しそ、昆布はイベントの前日に粉にしたものを持ってきました。とても新鮮なので、香りが抜群に良いのです。それを実際に手にとって香りを感じることは、食育体験の良い例の一つになってのではないかと感じています。」
会場に用意されたマイ八味唐辛子づくりの案内板には、原材料それぞれの特徴や効能が記されています。参加者はそれを確認しながら、香りや色にこだわって思い思いに材料を調合し、世界に一つだけのオリジナル金澤八味を完成させました。
取材後記
当日は11月中旬とは思えないほどの日差しと青空に恵まれ、まさにみかん狩り日和の日曜日。一方で、新型コロナウイルスの流行が長引きまだまだ感染拡大に油断できない状況が続いています。しかし、そんな時だからこそ地域のコミュニティのなかで人々が協力し合い、日々の楽しみを見出しながら生活できる環境が必要とされているのではないでしょうか。
さて、アマンダリーナによる2020年の地産地消体験イベントはこれにて終了。来年の青みかんの時期に再びお会いできることを今から心待ちにしています。
【参照ページ】【満員御礼】金沢区柴でみかん狩り&みかんの皮を使ったマイ八味作り体験2020
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