• 活動概要
    • Circular Yokohama とは?
    • サーキュラーエコノミーとは?
    • 横浜とサーキュラーエコノミー
    • Circular Yokohama 編集部
  • 新着情報
    • ニュース
    • ストーリー
    • レポート
    • お知らせ
  • プロジェクト
    • YOKOHAMA CIRCULAR DESIGN MUSEUM
  • マップ
  • イベント
  • お問い合わせ
  • 日本語日本語
    • EnglishEnglish
  • 活動概要
    • Circular Yokohama とは?
    • サーキュラーエコノミーとは?
    • 横浜とサーキュラーエコノミー
    • Circular Yokohama 編集部
  • 新着情報
    • ニュース
    • ストーリー
    • レポート
    • お知らせ
  • プロジェクト
    • YOKOHAMA CIRCULAR DESIGN MUSEUM
  • マップ
  • イベント
  • お問い合わせ
  • 日本語日本語
    • EnglishEnglish

農業と福祉も連携で取り組む、2020年金澤八味プロジェクト

  • On 2020年11月26日

横浜市金沢区では、2019年よりSDGs金澤リビングラボを中心に地域発の名産品「金澤八味」をつくる循環型プロジェクトを展開しています。プロジェクト2年目となる2020年には、新たな取り組みとして農業と福祉の連携に取り組みながら金澤八味づくりを進行しています。

Circular Yokohamaでは、神奈川県立金沢養護学校(以下、金沢養護学校)の高等部の皆さんがキャリア教育の一環として「職業」の授業時間に取り組んでいる唐辛子の栽培や粉砕作業の様子を取材しました。金沢養護学校の先生や生徒の皆さんの声を交えながらその取り組みをご紹介します。

金沢区の地域産品「金澤八味」について

「金澤八味」は、金沢区内の湾岸で大量発生し問題となっているアマモ(海中に根をはり育つ海草)を肥料として活用し、地元農園や小学校で唐辛子などの野菜を栽培、地域発の産品をつくる循環型プロジェクトです。金澤八味に含まれる唐辛子と8種類の素材(陳皮、しそ、しいたけ粉、昆布粉、山椒、生姜、黒ゴマ、あおさ)のうち唐辛子を含む5種類は金沢区内で生産する地産地消モデルを採用しています。

金澤八味のボトル

地域産品「金澤八味」

製造の各過程では、市民参加を促す栽培体験、収穫体験、食育体験を実施し、環境教育を通じて地域に愛される金沢ブランド商品を生産しながら積極的に地域をPRしています。

キャリア教育として取り組む金澤八味づくり

金沢養護学校では、金沢区で農園「アマンダリーナファーム」を営む奥井奈都美(おくい・なつみ)さんと協力しながら、校内の中庭や畑で唐辛子としそを栽培しています。毎朝の水やりは、生徒の皆さんで当番を決めて行っているそうです。

中庭で栽培している唐辛子

中庭で栽培している唐辛子

生徒Aさん「育てた唐辛子を収穫するときは、実がちぎれないように丁寧に摘み取りました。」

また、2020年10月に2週間に渡って行われた校内実習では、摘み取って乾燥させた唐辛子のヘタと種子を取り除く工程を手作業で行いました。選別した唐辛子やしその実の重さを測って袋詰めし手書きのラベルをつけるなど、生徒主体で丁寧な作業が行われています。

唐辛子の量を計っている様子
ラベルをつけた唐辛子など

また、選り分けられたヘタや種子の部分も廃棄することなく袋につめて納品します。

奥井さん「今回は、金沢養護学校の皆さんに可食部と不可食部それぞれの量を計測していただきました。廃棄率を知ることができれば、必要な材料の量からどれくらいの収穫を目標にすればいいか、次回以降の生産計画に役立てられるからです。」

学校の学習机を畑の看板にアップサイクル

そしてこの日のもう一つのイベントは、アマンダリーナファームに設置する看板の受け渡しです。奥井さんの希望により金沢養護学校の生徒の皆さんが制作することになった看板が、いよいよ完成しました。

アマンダリ―ナファームの看板

みかんをモチーフにしたデザインは、生徒の皆さんがアイデアを出し合って考えたもの。さらに看板の板には学校で使わなくなった学習用机の天板を再利用する、というサステナビリティの視点も取り込んでいます。
出来上がった看板を生徒の皆さんから直接受け取った奥井さんは、喜びの声をあげると同時にそのユニークさに驚きをあらわにしました。

奥井さん「不要になった机を使って看板を作るというアイデアは予想外でした。これは、学校だからこそできる特徴的な取り組みだと思います。机の天板の再利用はエコなだけではなく、その丈夫さから屋外に設置する看板には最適な材料なのです。」

福祉の分野から取り組むSDGs

2020年度は新型コロナウイルスの流行により、臨時休校や分散・時差登校を余儀なくされ、学校のカリキュラムの多くが延期や中止を迫られました。

先生「分散登校や時間割の変更によって日々の生活習慣をルーティーン化することが難しくなりました。これは養護学校の生徒にとって、コロナ禍における試練の一つでした。」

一方、ウィズコロナの社会でその重要性が一層高まっているサステナビリティやSDGs達成への取り組み。金沢養護学校では、これからさらに環境教育に力を入れていきたいと考えているそうです。

先生「金澤八味のプロジェクトに継続して携わることはもちろん、これからはプラスチックをはじめとする廃棄物のリユースやリサイクルに協力できれば嬉しいと考えています。捨てられてしまうモノから新しいモノを生み出すという取り組みは、生徒にとって非常にイメージしやすい環境貢献の実例になると思うのです。それを実現できるノウハウをもった方々と積極的に協働していきたいです。」

編集後記

Circular Yokohamaが取材を行った日は、高等部の2週間にわたる校内実習の最終日。授業の最後には生徒と先生が集まってホームルームが行われました。

ホームルームの司会はもちろん生徒が担当します。そして、「この2週間で成長できましたか。」という先生の問いかけに対して「はい!」と自信を持って答える生徒の姿もあり、コロナ禍という悪条件のなかでもそれぞれができることに真剣に取り組んだ2週間であったことを見て取ることができました。

 

神奈川県立金沢養護学校 ホームページ
アマンダリーナ Facebookページ

【関連記事】金沢区の地域循環型プロジェクト「金澤八味」唐辛子の回収イベントレポート
【関連記事】地産地消でまちを元気に。SDGS金澤リビングラボの循環型プロジェクト「金澤八味」【#おたがいハマ イベントレポート】
【関連サイト】一般社団法人YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス

  • SDGs, SDGs横浜金澤リビングラボ, アップサイクル, アマンダリーナファーム, サーキュラーエコノミー, ヘルスプロモーション, リサイクル, リビングラボ, 地域活性化, 地産地消, 廃棄物削減, 循環型社会, 循環型経済, 横浜, 環境教育, 福祉, 農業, 農福連携, 金澤八味
The following two tabs change content below.
  • この記事を書いた人
  • 最新の記事

室井梨那(Rina Muroi)

横浜出身。幼い頃から自然食やエコな暮らしに興味を持ち、学生時代には日本の伝統食を学ぶ。その後アメリカで1年間を過ごし、帰国後は日本のサステナビリティを国内外に向けて発信している。

最新記事 by 室井梨那(Rina Muroi) (全て見る)

  • 協働機能と共創機能の一体化を目指した実証実験に参画します - 2023年6月1日
  • ワークショップ「ロスフラワーと間伐材で壁掛けを作ろう!」を開催しました【イベントレポート】 - 2023年4月22日
  • ここは地域の“台所”。地域課題解決型マルシェがいずみ野にレストランをオープンした理由 - 2023年4月20日

RECOMMEND こちらの記事も読まれてます

  • 「アスリートサーファーが語る『地産地消の文化とサステナブルな暮らし』トークセッション&映画上映会」を開催しました【イベントレポート】
    2023.05.18

    「アスリートサーファーが語る『地産地消の文化とサステナブルな暮らし』トークセッション&映画上映会」を開催しました【イベントレポート】

  • 循環を遊び、暮らしのヒントを得る。「YOKOHAMA CIRCULAR DESIGN MUSEUM」でみえた、サーキュラーエコノミーの可能性。
    2023.05.14

    循環を遊び、暮らしのヒントを得る。「YOKOHAMA CIRCULAR DESIGN MUSEUM」でみえた、サーキュラーエコノミーの可能性。

  • 横浜・みなとみらいからサーキュラーシティの実現へ。「脱炭素へ皆TRY!みなとみらいサーキュラーエコノミー会議」イベントレポート
    2023.05.10

    横浜・みなとみらいからサーキュラーシティの実現へ。「脱炭素へ皆TRY!みなとみらいサーキュラーエコノミー会議」イベントレポート

  • ワークショップ「不要になったビニール傘でバッグをつくろう」を開催しました【イベントレポート】
    2023.05.09

    ワークショップ「不要になったビニール傘でバッグをつくろう」を開催しました【イベントレポート】

新着情報
  • <span class="title">東急モールズデベロップメント、循環型地域づくりを本格始動。商業施設にクラダシが常設店開業</span>
    東急モールズデベロップメント、循環型地域づくりを本格始動。商業施設にクラダシが常設店開業
  • <span class="title">協働機能と共創機能の一体化を目指した実証実験に参画します</span>
    協働機能と共創機能の一体化を目指した実証実験に参画します
  • <span class="title">新規プロジェクト「循環ガチャ」を公開しました</span>
    新規プロジェクト「循環ガチャ」を公開しました
  • <span class="title">「アスリートサーファーが語る『地産地消の文化とサステナブルな暮らし』トークセッション&映画上映会」を開催しました【イベントレポート】</span>
    「アスリートサーファーが語る『地産地消の文化とサステナブルな暮らし』トークセッション&映画上映会」を開催しました【イベントレポート】
  • <span class="title">【6/3】「お気に入りの本の処方箋をつくろう!」IDEAS FOR GOOD × Circular Yokohama 連携イベント</span>
    【6/3】「お気に入りの本の処方箋をつくろう!」IDEAS FOR GOOD × Circular Yokohama 連携イベント

もったいない!から、おいしい!へ。アマンダリーナの地産地消・地域産品づくり体験【イベントレポート】

Previous thumb

環境印刷で刷ろうぜ。横浜の100年企業・大川印刷に学ぶサステナビリティ経営

Next thumb
Scroll
Circular Yokohamaとは

Circular Yokohama(サーキュラーヨコハマ)は、横浜市内のサーキュラーエコノミー(循環型経済)を加速させるためのプラットフォームです。横浜にある資源に光をあてて価値を見出すことで、地域内における資源の循環をつくりだし、横浜が抱える様々な地域課題の解決、新たな雇用の創出、誰もがいきいきと暮らせる地域づくりを目指します。

About Us
  • プロジェクト一覧
  • ヨコハマサーキュラーマップ
  • Circular Yokohama 編集部
  • 免責事項
  • 循環型調達ポリシー
  • プライバシーポリシー
  • お問い合わせ
KEEP IN TOUCH
社会への取り組み

当メディアでは、読者の皆様が記事を読むだけで社会貢献に参加できるよう、ハーチ株式会社が運営する「UU Fund」を通じて、1ユニークユーザーにつき0.1円をNPO団体に寄付する取り組みを行っています。

また、このウェブサイトは、サーバーの電力使用から取材活動のための移動に伴うCO2排出量にいたるまで、温室効果ガス排出削減およびカーボン・オフセットを通じて100%カーボン・ニュートラルによって運営されています(詳細を見る)。

©Copyright 2020 Harch Inc. All Rights Reserved.

Circular YokohamaはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシーと利用規約が適用されます。