令和3年度「横浜市食の3Rきら星活動賞」受賞者が決定
- On 2021年11月10日
横浜市は2021年10月29日、令和3年度「横浜市食の3Rきら星活動賞」の受賞者を発表しました。
横浜市食の3Rきら星活動賞について
「横浜市食の3Rきら星活動賞」は、2017年から毎年開催されており、食品廃棄物の発生抑制、再生利用及び啓発等、他の模範となる取り組みを行い顕著な功績を挙げている事業者又は事業者団体を表彰しています。また、横浜市を通じてその取り組みを広く紹介することにより、食品廃棄物のより一層の削減を図ることを目的としています。
表彰に当たっては、次の項目のいずれかに該当し、ふさわしいと認められる事業者等を対象としています。
- 自らの事業活動によって生ずる食品廃棄物を独自の方法などで発生抑制を行っているもの。
- 自らの事業活動によって生じた食品廃棄物を飼料や堆肥として再生利用する取り組みを行っているもの。または、食品廃棄物の再生利用に顕著な功績を挙げ、他の模範となるもの。
- 食品ロスの削減に向けた普及活動を行っているもの。
- 上記1~3に準ずる先進的で他の模範となる取り組みを行っているもの。
2021年の「横浜市食の3Rきら星活動賞」受賞者
イオンリテールストア株式会社 南関東カンパニー イオンスタイル東戸塚
イオンリテールストア株式会社 南関東カンパニー イオンスタイル東戸塚は、2021年2月に「AI カカク」を導入し高精度の予測を基に発注、値引きを行い、売れ残りにより発生する廃棄物の削減につなげています。さらに、店舗内での調理時に発生する食用油や魚のアラ、天かすを、飼料や油脂、バイオディーゼル燃料へと再利用し、グループ内で活用することでリサイクルループを構築しています。また、環境問題に関する全従業員対象の研修を行うなど、従業員の廃棄物に関する意識向上に取り組んでいます。
株式会社Innovation Design KITCHEN MANE・haishop cafe
株式会社 Innovation Design KITCHEN MANE・haishop cafe では、形やサイズの問題で通常は流通しない野菜や魚を積極的に仕入れています。その食材を使いメニューを構成し、料理を提供しています。また、ユニークなメニュー名でお客様に海洋資源及び地産地消の大切さや、食品ロス問題に関するメッセージを発信することで、”食”を通してお客様がこうした問題について考えるきっかけづくりをしています。また、店内の目立つところにバッグタイプのコンポストを複数置いて、調理くずなどをたい肥化することで、お客様に土壌混合法を身近に感じてもらうとともに、たい肥で育てた野菜を使用した料理を提供しています。
キリンビール株式会社横浜工場
キリンビール株式会社横浜工場では、平成6年にビール工場では日本初となる「ゼロエミッション」(廃棄物の100%再資源化)を達成し、現在も継続しています。食品廃棄物についても、ビールの製造過程で発生するモルト粕を、飼料、肥料、きのこ培地に、ビール酵母を健康食品、飼料に再資源化しています。2021年には「キリングループ環境ビジョン 2050」を掲げ、食品廃棄物発生抑制にも積極的に取り組んでいます。また、社内環境啓発や、近隣中学校での環境学習を実施するなど、環境教育にも尽力しています。
【関連記事】植物性・地産地消・食品ロス削減を同時に実現。「横浜ヴィーガンラーメンプロジェクト」が可視化する地域循環の真価
【関連記事】令和2年度「横浜市食の3Rきら星活動賞」受賞者が決定
【参照記事】横浜市食の3Rきら星活動賞
【参照記事】横浜市記者発表資料|令和3年度「横浜市食の3Rきら星活動賞」受賞者決定!