【3月10日】サーキュラーエコノミーとデジタル・トランスフォーメーション~循環を加速させるテクノロジーの未来~を開催します
- On 2021年3月8日
※本プログラムは、Circular Yokohamaが、一般社団法人YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス、NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボと共同で企画運営しています。
横浜を舞台にしたサーキュラーエコノミー学習プログラム
~学ぶ。つながる。循環する。「座学」と「体験」で学ぶ3か月。~
気候危機や資源枯渇、新型コロナウイルス感染症の拡大など様々な社会課題が顕在化するなか、環境負荷と経済成長を分離し、地球の資源の範囲内で社会的な公正を実現し、持続可能な繁栄を目指す「サーキュラーエコノミー(循環経済)」への移行が求められています。
その中でも、2050年には世界人口の約7割が暮らすと想定されており、大量の資源消費や廃棄、格差、感染症など様々な課題を抱える都市がどのように循環型モデルへと移行していくかは世界共通の課題となっています。
横浜では、同市内各地で展開されているリビングラボ活動を支援する一般社団法人YOKOHAMAリビングラボサポートオフィスが中心となり、サーキュラーエコノミーの文脈において語られることが多い「Planet(環境)」「Profit(経済)」だけではなく「People(人々)」の側面にも重点を置いた独自のビジョン「サーキュラーエコノミーPlus」が掲げられ、産官学民が一体となった様々な循環型のまちづくり活動が展開されています。
今回、この「サーキュラーエコノミーPlus」のビジョン実現に向けて、循環型のまちづくりに欠かせない多様な主体同士のつながりの創出、移行に向けた担い手を育成することを目的として、地域の実践者らが主体となったサーキュラーエコノミー学習プログラム「Circular Economy Plus School」を企画しました。
循環を加速させるテクノロジーの未来
プログラム概要
座学セッション | フィールドワーク(オンライン) | |
開催日時 | 2020年3月10日(水) 18:00~20:30 | 2020年3月13日(土)13:00~15:00 |
参加費用 | 1,500円※学生は500円割引 | 1,500円 |
主催 | LOCAL GOOD YOKOHAMA 2.0 実行委員会 Circular Yokohama(ハーチ株式会社)、一般社団法人YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス、LOCAL GOOD YOKOHAMA(NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ) |
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詳細 | プログラムの詳細は公式ページをご覧ください | |
お申込み | Peatixにてお申込みください Peatix URL:https://ceps10.peatix.com/ |
座学セッション概要
流れ
■イントロダクション「サーキュラーエコノミーとDX」(15分)加藤氏
■第1部:ゲストトーク(20分×3)
■第2部:パネルディスカッション(60分)
テーマ:「サーキュラーエコノミーを加速させるDX」
■第3部:ネットワーキング(15分)
ゲスト講師
・海老原城一(アクセンチュア株式会社 ビジネス コンサルティング本部 ストラテジーグループ マネジング・ディレクター)
東京大学卒業後、1999年アクセンチュア入社。行政、公共事業体、民間企 業の戦略立案から大規模トランスフォーメーションまで数多く手掛ける。コー ポレート・ストラテジーの立案や、新制度・新サービス設計/導入による効果 創出を実現。近年は、技術の進展に伴うデジタル戦略策定業務やスマート シティの構想立案に多数従事している。近著に『Smart city 5.0 ~地方創生を加速する都市OS~』(中村彰二朗共著、インプレス)がある。
・吉本翔生(株式会社WiseVine 代表)
株式会社WiseVine 代表取締役社長。2011年にシンクタンクに新卒入社。気候変動政策を専門とし、国内外の行政への政策立案調査に関わる中で、施策立案に係るヒトモノカネの情報が偏在し、効率的な運営がなされていない状況を目の当たりにする。解決のための官民連携、官官連携のプラットフォームを構築すべく、2018年3月にWiseVineを設立。
・河村康博(株式会社横浜DeNAベイスターズ ビジネス統括本部 広報・コミュニケーション部長)
PR会社を経て2014年株式会社横浜DeNAベイスターズに入社。主に事業広報として、DeNAベイスターズが仕掛ける様々なイベントや街づくり事業に関するPRを担当。また、行政と連携し、選手寮カレーを横浜市内の学校給食で提供する企画を手掛けるなど広報の枠を超えた業務を推進。
・モデレーター:関口昌幸氏(横浜市政策局共創推進課担当係長)
2012年から横浜市政策局政策支援センターにて「市民参加型の課題解決の実現」「地域経済の活性化」のためにオープンデータ活用による地域課題解決イノベーションの仕組みづくりに従事。現在は同市政策局共創推進室にて、産官学民の共創による地域課題解決拠点、リビングラボを市内各地で展開。2019年、循環型まちづくりによる公民連携イノベーションモデルとして「サーキュラーエコノミーplus」ビジョンを策定。
・モデレーター:加藤佑(Circular Yokohama / IDEAS FOR GOOD編集長/ハーチ株式会社代表)
1985年生まれ。東京大学卒業後、リクルートエージェントを経て、サステナビリティ専門メディアの立上に従事。2015年12月に Harch Inc. を創業。翌年12月、世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」を創刊。現在はサーキュラーエコノミー専門メディア「Circular Economy Hub」、横浜市で「Circular Yokohama」など複数の事業を展開。英国CMI認定サステナビリティ(CSR)プラクティショナー資格保持者。
セッションのみどころ
サーキュラーエコノミーの実現に欠かせないのが、DX(デジタル・トランスフォーメーション)です。サーキュラーエコノミーへの真の移行を実現するためには、データや数値に基づくサーキュラリティ(循環性)の可視化やモニタリング、戦略策定が必要不可欠となります。また、ブロックチェーンの活用によるマテリアルフローの可視化や秘匿性が守られた形での廃棄物のマッチング、IoTとPaaSの掛け合わせによる回収を前提としたビジネスモデル構築、AIを活用したロス削減に向けた在庫管理・ダイナミックプライシング、3Dプリンターを活用したデジタルファブリケーションなど、サーキュラーエコノミーにおいてデジタルテクノロジーが活用できる領域は多岐にわたり、DXはサーキュラーエコノミーの「イネイブラー」とも言われています。
今回は、サーキュラーエコノミーとDXというテーマで、デジタルテクノロジーを活用してどのようにサーキュラーエコノミーへの移行を加速させることができるのか、ゲストの皆様とともに議論を深めていきます。
一人目のゲストは、「サーキュラー・エコノミー・ハンドブック 」の著者でもあるアクセンチュア株式会社の海老原城一さんです。海老原さんからは、ITを強みに企業のサーキュラーエコノミー化を支援しているアクセンチュアの取り組み内容や、サーキュラーエコノミーにおけるデジタルテクノロジーの可能性について詳しくお話いただきます。
二人目のゲストは、サーキュラーエコノミーの実現に欠かせない官民連携を支援するリソースマッチングのデジタルプラットフォームを提供している株式会社WiseVineの吉本翔生さんです。吉本さんからは、GovTechの知見も踏まえたうえで、デジタルを活用してどのように官民のパートナーシップを最適化していくかについて詳しくお話いただきます。
そして三人目のゲストは、VRで試合を観戦できるバーチャルハマスタなど、デジタルを活用した新たなスポーツ観戦体験の創造に取り組んでいる横浜DeNAベイスターズの河村康博さんです。河村さんからは、ベイスターズのDXの取り組みや、テクノロジーを活用してファンやコミュニティとのエンゲージメントを高めていく方法について学びます。
後半のパネルディスカッションでは、「サーキュラーエコノミーを加速させるDX」というテーマで、横浜のサーキュラーエコノミーに関わる活動のDX化を進めていく上での課題や今後の可能性についてゲストの皆様と考えていきます。サーキュラーエコノミーの視点からDXのWHY(必要性)・WHAT(本質)・HOW(プロセス)について掘り下げていきます。テクノロジーにあまり詳しくないという方でも大歓迎です。興味がある方はぜひお気軽にご参加ください。
こんな方におすすめ
- サーキュラーエコノミーとDXの関係について知りたい方
- テクノロジーを活用したサーキュラーエコノミーの事例について知りたい方
- サーキュラーエコノミー×DXの領域でビジネスチャンスを見つけたい方
- サーキュラーエコノミーのDXを進めていく上での課題について知りたい方
◆サーキュラーエコノミーPlusとは?
サーキュラーエコノミーPlusは、横浜独自のサーキュラーエコノミービジョンです。「Plus」は「人」を意味しており、サーキュラーエコノミーを資源循環や経済成長の視点だけではなく、まちで暮らす人々のウェルビーイングを実現するための手段として捉え、下記の4つを重点領域に定めています。
食や再生可能エネルギーの地産地消、空き家や遊休農地といった地域の遊休資産を活用した循環型のまちづくり、地域全体のウェルビーイングを実現するためのヘルスプロモーション、地域の中に循環経済の担い手を増やすためのパラレルキャリア推進など、多角的な視点からサーキュラーエコノミーを捉え、多様な主体が活動に取り組んでいます。
1)ローカル・フォー・ローカル~地域のものは地域に還す~
地域における資源循環と電力・食の地産地消による気候危機への挑戦
2)サステナブルデベロップメント~持続可能なまち繕い~
空き家や遊休農地など活かされていない空間の有効活用による持続可能な「まち」の実現
3)ヘルスプロモーション~人生100年の時代の健康戦略~
介護、ヘルスケア、スポーツ、生活サービス産業の総合的なプロモーションによる生涯活躍社会の展開
4)パラレルキャリア~会社や学校にとらわれないもう一つの学び方・働き方~
乳幼児から高齢者まで、個人に寄り添うフレキシブルな働き方・学びの場の創出による「ひと」のエンパワーメント
◆Circular Economy Plus School とは?
Circular Economy Plus School(サーキュラーエコノミープラススクール)は、地域で暮らす「ひと」に焦点を当てた横浜独自の循環型まちづくりビジョン「サーキュラーエコノミーplus」の実現に向けた、地域発のサーキュラーエコノミー(循環経済)学習プログラムです。環境にも人にも優しく、持続可能な循環型のまちづくりに関わりたい人々が産官学民の立場を超えて集い、学び、つながることで、地域の課題を解決し、横浜の未来をつくりだしていきます。
【イベントのお申し込み】https://ceps10.peatix.com/
【参照サイト】Circular Yokohama
【参照サイト】Circular Economy Plus School
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Circular Yokohama Editorial Team
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