廃棄されていた青みかんでつくる、ほろ苦クラフトビール「青みかんIPA 」
- On 2021年10月14日
横浜・みなとみらいのクラフトビールブルワリーNUMBER NINE BREWERYが、青みかんを活用したドレッシングや飲料などの食品をつくる横浜の企業アマンダリーナと協力し、捨てられてしまう青みかんを使用したクラフトビール「青みかんIPA 5.5%」を開発しました。本商品は、2021年10月25日まで、クラウドファンディングを開催しています。
青みかんとは、温州みかんの若い果実(摘果みかん)のことで、木になるみかんを十分に熟させるために若いうちに間引きされ、捨てられてしまうものを言います。アマンダリーナでは、爽やかな酸味と香りのある青みかんが活用されずに捨てられていることをもったいないと感じ、横浜市金沢区のみかん畑の青みかんの果汁を使った「あおみかんドレッシング」や、「あおみかんゼリー」をこれまで製作してきました。
「青みかんIPA 5.5%」は、そんなアマンダリーナと出会ったNUMBER NINE BREWERYが、実際に青みかんを食べ、、ビールにも活用できる可能性を感じたことから生まれました。今回のプロジェクトで製作するビールは1,000L、使う青みかんは150kgにのぼるとのことです。
さらに、本プロジェクトには、通常は産業廃棄物として処理されてしまうビール原料であるモルトのしぼり粕を活用したクラフトビールペーパーをつくる株式会社kitafukuも協力しています。クラウドファンディングのリターンとして、クラフトビールペーパーのコースターをビールと一緒にもらうことができ、食の循環をさらに感じることができます。
NUMBER NINE BREWERYは、みなとみらいの横浜ハンマーヘッド内にあるレストランQUAYS Pacific Grill1階にあり、開業以来からモルト粕などの廃棄物の再利用の取組みを行ってきました。今回のプロジェクトはその取り組みの中で出会った、再利用に情熱を注ぐ人たちの力で実現しました。
クラウドファンディングは2021年10月25日まで開催しており、ビール3本とコースター3枚のセットから、ビールとQUAYS Pacific Grillの食事券つきのセットまで、さまざまなリターンが用意されています。ぜひこの機会に、地産地消で循環型のビールを味わってみてはいかがでしょうか。
詳細は、こちらのページよりご覧ください。
【参照サイト】以前は捨てられていた青みかんのアップサイクル!ほろ苦のクラフトビールを造る!(Makuake)
【参照サイト】NUMBER NINE BREWERY
【参照サイト】アマンダリーナ
【参照サイト】株式会社kitafuku
【関連ページ】クラフトビールペーパー(プロジェクト)