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ドーナツ経済学を用いて考える、横浜のまち・環境・人に優しいまちづくり【体験レポート】

  • On 2021年6月11日

2021年3月20日、横浜市中区のことぶき協働スペースで開催されたドーナツ経済学のワークショップ。11名の参加者とともに、ドーナツ経済学の概念を通して横浜のまちのこれからを議論しました。

本記事では、ドーナツ経済学について触れながら当日の模様をお届けします。

※本イベントは、Circular Yokohamaが、一般社団法人YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス、NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボと共同で企画運営するCircular Economy Plus School(サーキュラーエコノミープラススクール)のプログラムです。

ドーナツ経済学とは

ドーナツ経済学は、イギリスの経済学者ケイト・ラワース氏が2011年に提唱、図式化した新しい経済の方法論です。地球上の限られた資源をその範囲内で活用しながら、世界中の人々の社会的公正を実現するための概念です。ドーナツの形をしたイメージを用いて説明されることから、「ドーナツ経済学」と呼ばれています。

ドーナツ経済学の図式(https://www.kateraworth.com/doughnut/より引用。)

地球資源の上限を示すドーナツの外側の円と、人々の社会的公正の下限を表すドーナツの内側の円の間で、地球上の全ての人々が生活できる環境の実現を目指すドーナツ経済学。

オランダ、アムステルダム市では世界に先駆けて、このドーナツ経済の概念を組み込んだサーキュラーエコノミー戦略を打ち出しています。

今回Circular Yokohamaが開催するドーナツ経済学のワークショップでは、アムステルダム市がサーキュラーエコノミー戦略のなかで採用している「シティーポートレート」に沿って実施します。横浜特有の地域課題に対して、考えられる対応策とそれによって生まれる環境や社会へのメリット・デメリットをシティーポートレートの図に書き出し、横浜版ドーナツ経済のあり方について考えます。

アムステルダム市が採用するシティーポートレート (https://www.kateraworth.com/2020/04/08/amsterdam-city-doughnut/より引用。)

ドーナツ経済学については、「ドーナツ経済学で考えるサーキュラーエコノミーplusの価値~アムステルダムのドーナツ都市戦略に学ぶ〜」の記事にて解説しています。

横浜の地域課題を洗い出す

ワークショップの前半では、Circular Yokohama編集部によるドーナツ経済学の概論と横浜の地域課題について解説をしました。

今回は、横浜が抱える課題の中から空き家・プラスチック・食品ロスの3つの課題に論点を絞って、各課題における現状と横浜市が取り組んでいる政策について学びました。

講義の様子

講義の様子

シティーポートレートを活用して課題の解決方法を探る

解説の後は、空き家・プラスチック・食品ロスのテーマごとにグループを作り、フレームワークを用いながらそれぞれの課題を解決するために必要な要素について話し合いました。

ワークショップの様子

ワークショップの様子

シティーポートレートを活用した課題解決の特徴は、具体的な解決策をあげるだけではなく、アイデアによって発生する環境や社会的メリットとデメリットの両側面を検討するという点です。

例えば、空き家の問題では、空き家を減らすために古い家を取り壊し新しく建て替えることで、地域から耐久性の低い建物が減ったり、これまで使われてこなかったスペースを新しい方法で活用したりと、多くのメリットを得ることができます。その一方、空き家を取り壊すことで大量の廃棄物が生まれ、それを運搬したり燃やしたりする際に二酸化炭素が発生するため環境負荷がかかり、デメリットも見逃せません。

このように、それぞれの課題とその解決策にはメリットとデメリットがあり、それらは複雑に絡み合っています。

そこで、まずは課題に対して考えうる解決策をできるだけ多くあげ、そのあとで各々のアイデアによって生み出されるメリットとデメリットを検討します。

アイデアを一つひとつポストイットに書き出し、それぞれの因果関係について考えている様子

アイデアを一つひとつポストイットに書き出し、それぞれの因果関係について考えている様子

環境にとっても人にとっても全くデメリットのない解決策をあげることは容易ではありませんが、最もデメリットが少なく、社会にとってポジティブな影響を与えることができる解決策を出すことこそが、シティーポートレートを活用する目的の一つでもあるのです。

話し合いの後には、各グループが作成したシティーポートレートを見せながらプレゼンテーションを行いました。

「空き家」グループのシティーポートレート

「空き家」グループのシティーポートレート

「食品ロス」グループのシティーポートレート

「食品ロス」グループのシティーポートレート

「プラスチック」グループのシティーポートレート

「プラスチック」グループのシティーポートレート

横浜の環境や横浜の人々が享受する恩恵だけでなく、日本国内、海外、地球全体に視野を広げてどのような影響があるのかを前提とし、最新のデジタルテクノロジーやシェアリングの仕組みを活用した、21世紀型の地域課題解決策が数多く提案されました。参加者の皆さんは、ドーナツ経済学という概念を通して、横浜の地域の現状を新しい角度から見つめ直すことができたのではないでしょうか。

サステナビリティやサーキュラーエコノミーの実現、SDGsのゴール達成に向けた具体的な方策として活用されているドーナツ経済学の今後の動きに注目です。

編集後記

2021年1月から10週連続で開催した、Circular Yokohamaの体験プログラム。今回のドーナツ経済学のワークショップは、その締めくくりとなる回でした。

過去9回のイベントでは横浜という地域にフォーカスして学びを進めてきましたが、今回はドーナツ経済学のレンズを通してグローバルな視点から横浜を見つめてみました。3ヶ月を通して深めてきたサーキュラーエコノミーと横浜についての知識を活用しながら、客観的に地域の未来について考える時間は、参加者の皆さんにとっても大変新鮮だったのではないでしょうか。

Circular Yokohamaでは今後も、サーキュラーエコノミーやドーナツ経済学に関する情報発信ならびにイベント開催を行って参ります。皆さまのご参加をお待ちしております!

【関連記事】Circular Economy Plus School Vol.11 ドーナツ経済学で考えるサーキュラーエコノミーplusの価値~アムステルダムのドーナツ都市戦略に学ぶ〜【イベントレポート】
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【参照記事】ドーナツ経済学とは・意味
【参照記事】【欧州CE特集#15】ドーナツ経済学でつくるサーキュラーシティ。アムステルダム「Circle Economy」前編

  • SDGs, YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス, アジア, アムステルダム, ウェルビーイング, オープンイノベーション, オランダ, ケイト・ラワース, サーキュラーエコノミー, サーキュラーエコノミープラス, サーキュラーエコノミープラススクール, サステナビリティ, サステナブルデベロップメント, シティーポートレート, ドーナツ経済学, パラレルキャリア, ヘルスプロモーション, まちづくり, ローカル・フォー・ローカル, 公民連携, 地域活性化, 地産地消, 寿町, 循環型社会, 循環型経済, 持続可能性, 日本, 横浜, 横浜コミュニティデザイン・ラボ, 欧州, 神奈川
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