Circular Economy Plus Tシャツは、横浜市内に捨てられている廃棄ペットボトルを材料として、サステナブルなTシャツを作ることを目指す、横浜発のサーキュラーエコノミープロジェクトです。運営は横浜市内各地のリビングラボを支援する中間支援組織、一般社団法人YOKOHAMAリビングラボサポートオフィスが担っています。
Circular Economy Plusは、YOKOHAMAリビングラボサポートオフィスの活動ビジョンで、「ローカル・フォー・ローカル」「サステナブル・デベロップメント」「ヘルスプロモーション」「パラレルキャリア」という4つの領域に焦点を定め、各地のリビングラボを事業拠点としながらサーキュラーエコノミーの視点で横浜の地域課題を解決するオープンイノベーションを起こしていくという取り組みです。「Plus」には、サーキュラーエコノミーに環境は経済だけではなく「人」の視点を取り入れ、横浜独自のサーキュラーエコノミーモデルを創出するという意味が込められています。
ペットボトルの収集活動は横浜市内で清掃活動を行っているNPO法人greenbirdの横浜支部が、Tシャツの製造はペットボトルからポリエステル樹脂を取り出し、Tシャツをつくる特殊なケミカルリサイクル技術を持つ日本環境設計株式会社が担当しました。また、Tシャツのデザインは横浜出身のデザイナーが担当し、そしてそのデザインは横浜を代表するSDGs推進企業として知られる株式会社大川印刷がゼロカーボンプリントにより印刷を行いました。
そして、全ての資金調達はNPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボが運営するクラウドファンディング「LOCAL GOOD YOKOHAMA」を通じて調達されました。最終的に完成したTシャツは2020年2月にパシフィコ横浜で開催された「サステナブル・ブランド国際会議2020横浜」にてお披露目されました。