リユース食器レンタルでエコの輪を広げる「Waveよこはま」

Waveよこはまは、横浜市青葉区に拠点を置くNPO法人です。日本中のイベントをエコにすることを目的に、リユース食器と食器洗浄車のレンタル事業を通して、リユースの啓蒙活動を行っています。

青葉区のお祭り「よこはまハロウィン」を主催していたことから、イベント開催に伴うゴミ問題に課題意識を持ち、「横浜のイベントをエコにして回りたい」「横浜からリユースの波を全国に広げていきたい」という想いで、2008年にリユース食器のレンタル事業を開始。横浜市内を中心に関東エリアを貸出対象としており、地域のお祭りやセミナー、BBQ、コンサートや花火大会などさまざまなイベントにおいてサービスを提供しています。

リユース食器には、耐久性があり、軽量で扱いやすいプラスチック製の皿やカップを使用。1枚につき26円(※2021年12月現在)で貸し出しており、洗浄はWaveよこはまが行うため、利用者は洗わずに返却が可能です。大規模なイベントの場合はデポジット料金を課し、回収を徹底することで食器の紛失対策を行っています。ユーザーはリユース食器を使うことで、廃棄物削減に加え、製造から廃棄までのライフサイクルでみたCO2削減に貢献することができます。

ここがサーキュラー!

1. リユース食器の提供により廃棄物とCO2排出量を削減

リユース食器を使用することで、使い捨て容器を使用した場合と比較して大幅に廃棄物を削減することができます。また、廃棄物を減らすことにより、廃棄物処理に伴うCO2排出量削減につながります。プラスチック製のリユースカップは約20~30回以上、皿であれば壊れない限りは5年以上使用が可能と言われています。ライフサイクルアセスメント(LCA)の結果、リユースカップの使用回数による環境負荷の低減効果は、廃棄物の量としては4.7回以上、CO2排出量および水消費量は2.7回以上、エネルギー消費量は6.3回以上再利用すると紙コップよりも環境負荷が低減されるという結果が出ています。(※リユース食器ネットワークホームページ参照)。

2. 青葉区内に食器保管庫と洗浄施設を設け、地域の雇用を生み出す

NPOの拠点を置く横浜市青葉区に食器保管庫と洗浄工場を設けています。特に洗浄工場は全国でも有数の設備となっており、大規模イベントでも対応可能な枚数の食器洗浄が可能。施設内では障害者の雇用も行っており、地域における多様な人材に雇用を生み出しています。

3. イベント主催者・参加者に関わってもらうことで環境意識を向上

Waveよこはまでは単にリユース食器をレンタルするだけではなく、イベントの主催者・参加者へリユースの大切さを知ってもらうことを目的として事業を行っています。レンタルを行う際は食器の貸し出しや回収等、イベントの主催者に積極的に関わってもらい、リユースのアクションを起こすよう呼びかけることで環境に対する意識の向上につなげています。

プロジェクト概要

運営主体 NPO法人 Waveよこはま
カテゴリ リユース、廃棄物削減
開始日 2008年
営業時間 平日9:00-17:00
住所 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町564-1 (有)金子石油店内
URL https://reuse-wave.com/
連絡先 電話番号:045-962-2020 / メール:info@reuse-wave.com

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WEショップ

WE21ジャパンが運営する、寄付とボランティア参加をベースとしたチャリティショップ。寄付された衣類や食器類などを有料で販売し、収益は途上国支援へつなげます。市民のコミュニティスペースとしても機能中。

かながわアップサイクルコンソーシアム

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Circular Economy Plus Tシャツ

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buøy

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横浜・関内にある市民のための実験工房「ファブラボ関内」。3Dプリンターやレーザーカッターなどデジタル工作機器を常備し、ワークショップなども随時開催。ものづくりを民主化するコミュニティ拠点としても活用されています。

似て非WORKS

アーティストの稲吉稔氏・渡辺梓氏によるアップサイクル・アート。日常の中で見過ごされがちな消費されない「価値」や「資源」を探し出し、「そこにしかない、そこだからこそ生まれる『気付き』」を軸に活動を展開しています。

Yワイひろば

磯子区にある空き家を活用したコミュニティスペース兼シェアオフィス。1Fは地域住民向けコミュニティスペースに、2Fは地元企業のシェアオフィスに。オフグリッドの太陽光発電により災害時の避難拠点としても機能しています。

金澤八味

廃棄予定のアマモを肥料として活用し、地元農園で唐辛子などの野菜を栽培、地域発の名産品を開発。環境教育の一環として小学校とも連携。海を綺麗にし、子供を育て、経済を活性化させる循環型農業プロジェクトです。

ヨコハマ・ウッドストロー・プロジェクト

ヨコハマSDGsデザインセンターによる「木製ストロー」の普及プロジェクト。横浜市の水源となる山梨県道志村の間伐材を原料とするストローの製作には障がい者の方々が携わり、環境負荷削減だけではなく包摂的な事業モデルを実現しています。