株式会社横浜ビールが取り組む「FOOD LOOP(フードループ)」は、食品廃棄物を資源として循環させるプロジェクトです。ビールの醸造工程で排出されるモルト粕や直営レストランで生じる食品廃棄物を横浜環境保全株式会社の協力を得て堆肥に再生化し、横浜の水源地のひとつである山梨県南都留郡道志村にその堆肥を運び入れ、生産者と協力して野菜の栽培を行っています。収穫された野菜は横浜ビール直営店や横浜市内の飲食店にて使用されており、食のリサイクルループを構築しています。本プロジェクトは、令和2年度「横浜市食の3Rきら星活動賞」再生利用部門にて表彰、2021年には一般社団法人横浜青年会議所が主催するアイデアコンテスト「Hello!Actionライブラリ」にて横浜市長賞を受賞しています。
また、横浜ビールでは2016年より道志川の源流の湧き水を使ったビール「道志の湧水仕込(ゆうすいじこみ)」を醸造しています。商品の販売を通じて消費者に横浜の水源地を知ってもらうことで、地域資源の価値の見直しにも貢献しています。