ファブラボ関内は、横浜・関内にある市民のためのものづくり実験工房です。グローバルにネットワーク化されたファブラボのローカル拠点の一つとして、「make(つくる)」「learn(学ぶ)」「share(分かち合う)」という3つのテーマと共に、全てのファブラボの共通理念となるファブラボ憲章に則り運営されています。
2013年3月にプレオープンし、横浜で開催された FAB9 (毎年開催されるFABLABネットワークのイベント)の最終日に正式オープンしました。2015年には現在の拠点となる泰生ビル4階の1室をリノベーションし、日本のファブラボとして初となる部屋スケールでリニューアルオープン。リニューアル資金はNPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボが運営するクラウドファンディング「LOCAL GOOD YOKOHAMA」を通じて調達、48名の支援者から60万円以上の支援を集めることに成功しました。現在は同じ泰生ビル2階に拠点を移転しています。
ファブラボ関内には3Dプリンターが複数台、その他にもミシンやレーザーカッターなどの工作機器が常備されており、約30名の会員が活動をしています。3Dプリンター素材にはPLA(トウモロコシなど植物由来の生分解可能なバイオプラスチック)も用意されています。定期的にものづくりワークショップを開催しているほか、関内エリアのコワーキングスペースと連携し、スタートアップ企業の表札をつくったり、地域のコミュニティスペースで出張ファブラボを展開するなど、地域に根ざしたものづくり拠点として機能しています。