Circular Yokohama が取材した、横浜市内で展開中のサーキュラーなプロジェクトをご紹介します。
横浜で出会えるサーキュラーエコノミー
ヨコハマ・ウッドストロー
ヨコハマSDGsデザインセンターによる「木製ストロー」の普及プロジェクト。横浜市の水源となる山梨県道志村の間伐材を原料とするストローの製作には障がい者の方々が携わり、環境負荷削減だけではなく包摂的な事業モデルを実現しています。
金澤八味
廃棄予定のアマモを肥料として活用し、地元農園で唐辛子などの野菜を栽培、地域発の名産品を開発。環境教育の一環として小学校とも連携。海を綺麗にし、子供を育て、経済を活性化させる循環型農業プロジェクトです。
buøy
海洋に廃棄されたプラスチックごみを美しい工芸品に生まれ変わらせる「buøy」。異なる素材や色のプラスチックを混ぜて成形する特殊な製造工法が特徴です。株式会社テクノラボの「Plas+tech project」から誕生しました。
Yワイひろば
磯子区にある空き家を活用したコミュニティスペース兼シェアオフィス。1Fは地域住民向けコミュニティスペースに、2Fは地元企業のシェアオフィスに。オフグリッドの太陽光発電により災害時の避難拠点としても機能しています。
ファブラボ関内
横浜・関内にある市民のための実験工房「ファブラボ関内」。3Dプリンターやレーザーカッターなどデジタル工作機器を常備し、ワークショップなども随時開催。ものづくりを民主化するコミュニティ拠点としても活用されています。
似て非WORKS
アーティストの稲吉稔氏・渡辺梓氏によるアップサイクル・アート。日常の中で見過ごされがちな消費されない「価値」や「資源」を探し出し、「そこにしかない、そこだからこそ生まれる『気付き』」を軸に活動を展開しています。
かながわアップサイクルコンソーシアム
石灰石を主成分とする新素材「LIMEX」の開発元、株式会社TBMと神奈川県との連携により発足した官民協働型の「かながわアップサイクルコンソーシアム」。アップサイクルを通じてサーキュラーエコノミーを推進しています。
Circular Economy Plus Tシャツ
横浜市内の廃棄ペットボトルからサーキュラーTシャツの制作を目指すプロジェクト。ごみ拾いはgreenbird、Tシャツ素材は日本環境設計、デザインは横浜出身のデザイナー、印刷はゼロカーボンにより大川印刷が担当しています。
WEショップ
WE21ジャパンが運営する、寄付とボランティア参加をベースとしたチャリティショップ。寄付された衣類や食器類などを有料で販売し、収益は途上国支援へつなげます。市民のコミュニティスペースとしても機能中。
横横プロジェクト
横浜市の脱炭素イニシアチブ「Zero Carbon Yokohama」の一環として、青森県横浜町の再エネを横浜市内の企業に供給する地域連携プロジェクト。みんな電力のブロックチェーン技術を活用して電力の産地証明を実現しています。
NPO法人 フードバンク横浜
規格外食品や食品ロスを引き取り、福祉施設や生活困窮者等へ無料で提供している団体。食のフードバンクであると同時に心のフードバンクでもありたいという理念のもと、横浜の地域密着型支援団体として活動しています。
循環ガチャ
コインの代わりにペットボトルキャップを入れて遊べるガチャガチャ。景品には横浜市内で作られた循環型グッズが入っており、地域や資源の循環を楽しく体験できます。カプセルや景品の調達、回収したキャップのアップサイクルは、横浜市内で活動する複数の事業者とのコラボにより実現しています。
環境絵日記
環境絵日記は、子どもたちが環境問題や環境保全について考え絵と文章を組み合わせて自由に表現する、夏休みの応募型プロジェクト。環境教育に働きかけることで新たな循環型事業を生み出しています。
横浜リユースびんプロジェクト
びんの地域循環と地産地消をテーマにした、横浜の地域密着型環境保全プロジェクト。プロジェクトオリジナルのリユースびんと飲料をプロデュースし、環境問題にも地域活性化にもアプローチしています。
横浜国立大学・川村研究室
横浜国立大学院の研究グループが取り組む、コーヒー粕からセルロースナノファイバーを抽出するプロジェクト。循環型社会の実現に向けて、食品廃棄物を活用した環境配慮型素材の開発を模索しています。
横浜ブルーカーボン
横浜市が展開する世界発の「ブルーカーボン」によるカーボン・オフセット認証事業。横浜市沿岸部の海藻などが固定した炭素をブルーカーボンとしてクレジット化して企業に販売。海洋保全や地元漁業の再生に活用しています。
ZERO PC
エシカルパソコン「ZERO PC」は、ピープルポートによる中古パソコンのアップサイクルプロジェクト。環境負荷ゼロを目指しながら、難民雇用や子ども支援にも力を入れて取り組んでいます。
ウェブいいかも市
サステナブル志向の地域店の美味しくて素敵な品々が月に1度楽しめる、地域の共同購入「ウェブいいかも市」。テイクアウトでは味わえないつながりを感じられる新しい地域店への応援のカタチです。
はち育
ミツバチの飼育を通して人々がその地域のみどりとより深く関わるきっかけを生み出す養蜂プロジェクト。横浜市では中区のアメリカ山公園と磯子区の新杉田公園、その他神奈川県内5つの拠点で活動を展開しています。
eスポGOMI
コンピューターゲームによる競技型スポーツ「eスポーツ」と、ごみ拾い活動にスポーツのエッセンスを加えた「スポGOMI」を組み合わせSDGsの達成を目指す、社会奉仕型のソーシャルアクティビティです。
湘南エコプロジェクト
リサイクルの全工程を目で見て、自分の体を使って体験できるプロジェクト。自転車型の破砕機とプラスチックを溶かす装置を使って、プラスチックの再資源化を楽しみながら学ぶ機会を提供しています。
金沢養護学校
金沢養護学校高等部では、廃棄物削減やアップサイクルの体験など、持続可能な社会構築に向けて必要とされるキャリア教育を推進中。市民や事業者とも積極的に交流し、福祉の側面から地域貢献に取り組んでいます。
UP CYCLE STICK
プロアイスホッケーチーム「横浜GRITS」とヨコハマSDGsデザインセンターが連携して行うアップサイクルプロジェクト。折れたカーボンスティックを活用し、チームグッズを製造して販売しています。
くるり工房
「くるり」をコンセプトに、捨てられてしまうモノを新たな姿に生まれ変わらせるアップサイクル工房。廃棄物処理、リサイクル事業を行う武松商事株式会社が運営しており、ワークショップやリユース素材販売等を通じ、アップサイクルを身近に感じて楽しむことができます。
セヤミツラボ
セヤミツラボは「養蜂」でまちを盛り上げようと、瀬谷区の若者たちにより立ち上げられたプロジェクト。養蜂をまちづくりの一環として捉え、その中心に環境評価生物である「ミツバチ」と、彼らが生み出す「ハチミツ」を中心に据えることで循環を生み出しています。
よみがえり
「よみがえり」は、主に神奈川県で回収された古着のリサイクル繊維を主原料とした特殊紡績手袋です。リサイクルや作業用品サプライを通じて安全・健康な作業環境づくりを行う、ナカノ株式会社が製造しています。
コーヒー粕の日本画
横浜市を拠点に日本画家・造形作家として活動しながら、美術教師としても活躍する中田晋一さんが考案した、ドリップコーヒーの残り粕を画材とするアップサイクルアートです。環境教育を目的としたワークショップ等にも活用されています。
黒船せっけん
横浜市金沢区の瀬ケ崎小学校の児童たちが地元の企業や団体と協力して製作したオリジナル石けんです。材料には、地域で調達したコンブや炭、廃棄食材を使用。SDGsの学習などを活かし、地域活性化につなげています。
めぐる星天文庫
めぐる星天文庫は、誰かの読み終えた本を次の誰かへバトンタッチするための循環型の本棚です。本がまちを旅しながら循環することで、地域の人々がもつ知識や物語がぐるぐるとシェアされていくことを目指しています。
幸海ヒーローズ
横浜市金沢区において、ブルーカーボン生態系として注目される「こんぶ養殖」で海の生態系を豊かにし、地域経済の活性化を目指すプロジェクトです。収穫したこんぶは「ぶんこのこんぶ」と名付け商品化を行うなど、環境と経済の両立を目指して活動しています。
サスシープロジェクト
横浜市立大学公認団体「TEHs」の発案から実現した、限りある水産資源を絶やさないことを目的とする食のプロジェクトです。MSC/ASC CoC認証に対応した「サステナブルシーフード」を使用したメニューを、同校金沢八景キャンパスの生協食堂にて提供しています。
MMサーキュラーシティ
『みなとみらい21地区』における脱炭素の実現に向けて、サーキュラーエコノミーと資源循環を推進するプロジェクトです。ヨコハマSDGsデザインセンターと横浜市が連携して運営しており、脱炭素先行地域の取り組みとして、地域の企業や団体と協力し活動を行っています。
Circular Yokohama では、横浜市内でサーキュラーエコノミープロジェクトに取り組んでいる企業・団体の可視化を進めています。掲載をご希望される方は下記よりお問合せください。