世界初のブルーカーボン・オフセット認証取引制度「横浜ブルーカーボン」

港を中心に発展し、かつては漁業もさかんだった横浜。2050年までの脱炭素化戦略「Zero Carbon Yokohama」を掲げ、SDGs未来都市としてさまざまな気候変動対策に取り組んでいる横浜市では、海に生息する海草・海藻類によって吸収・固定される炭素をクレジット化した「ブルーカーボン」と、海洋での省エネルギー化によるCO2の削減効果をクレジット化した「ブルーリソース」を活用したカーボン・オフセット認証取引制度「横浜ブルーカーボン」事業を展開しています。ブルーカーボンを活用したカーボン・オフセット認証取引制度は世界でも例がなく、海とともに栄えてきた横浜ならではのユニークな事業となっています。

※本プロジェクトは、2023年3月31日をもって終了しました。

ここがサーキュラー!

1. 地域資源である「海」の可能性に着目

森林によるCO2吸収分(グリーンカーボン)のクレジットによるカーボン・オフセットは日本でも普及していますが、横浜市では横浜ならではの地域資源である「海」に着目。海藻などの海洋生態系が吸収し、海底に固定するCO2「ブルーカーボン」を活用した独自のカーボン・オフセット認証を構築しました。日本の沿岸地域に限ると、グリーンカーボンとは対照的にブルーカーボンは今後増加していくとの試算もあり、新たなCO2吸収源として注目されているブルーカーボンを通じて地域の環境保全だけではなく地場産業の再興につなげています。

2. 地域の海洋生態系と漁業を再生する

クレジットの販売を通じて得られた資金を活用して海洋生態系の保全・回復活動を行うことで、藻場が再生されてCO2吸収量が増えるだけではなく、地元漁業の再興にもつながります。ブルーカーボンを通じて自然も地域経済も再生し、市民の地域に対するプライドも向上する、サステナブルな好循環を生み出す事業だと言えます。

3. ブルーカーボンを通じて地域をつなぐ

横浜市は他の自治体にも「横浜ブルーカーボン」事業のノウハウを提供しています。その一環として、宮崎県日向市や大阪府阪南市など、同じく海洋生態系の保全活動や地場産業の活性化に熱心な5つの自治体のブルーカーボンも取引対象として認証するなど、海を起点として地域を超えたのつながりの輪を広げようとしています。

プロジェクト概要

運営主体 横浜市
カテゴリ カーボン・オフセット
開始日 2016年
住所 横浜市中区本町6-50-10
横浜市役所内 温暖化対策統括本部 プロジェクト推進課
URL https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/ondanka/etc/ygv/bluecarbon.html
連絡先 温暖化対策統括本部 プロジェクト推進課
on-project@city.yokohama.jp

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Reduce(減らす)
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Reduce(減らす)
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街中のカサスポットで簡単に傘を借りたり返却したりすることができる傘のシェアリングサービス。アイカサの傘は耐久性に優れ、かつ修理可能な設計となっており、使い捨て傘の廃棄量を減らすことにつながっています。
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サステナブル志向の地域店の美味しくて素敵な品々が月に1度楽しめる、地域の共同購入「ウェブいいかも市」。テイクアウトでは味わえないつながりを感じられる新しい地域店への応援のカタチです。
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寄付布を活用したアップサイクルブランド「AppliQué」が新型コロナウイルスの流行を機に、布や手芸用品のアウトレットマーケット「めぐる布市」をスタート。布の循環とアップサイクルを通じた地域コミュニティを構築しています。
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エシカルパソコン「ZERO PC」は、ピープルポートによる中古パソコンのアップサイクルプロジェクト。環境負荷ゼロを目指しながら、難民雇用や子ども支援にも力を入れて取り組んでいます。
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環境絵日記
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NPO法人 フードバンク横浜
NPO法人 フードバンク横浜
食・バイオマス
Reduce(減らす)
規格外食品や食品ロスを引き取り、福祉施設や生活困窮者等へ無料で提供している団体。食のフードバンクであると同時に心のフードバンクでもありたいという理念のもと、横浜の地域密着型支援団体として活動しています。
横浜リユースびんプロジェクト
横浜リユースびんプロジェクト
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Reuse(再利用する)
びんの地域循環と地産地消をテーマにした、横浜の地域密着型環境保全プロジェクト。プロジェクトオリジナルのリユースびんと飲料をプロデュースし、環境問題にも地域活性化にもアプローチしています。
横横プロジェクト
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エネルギー
Rethink(再考する)
横浜市の脱炭素イニシアチブ「Zero Carbon Yokohama」の一環として、青森県横浜町の再エネを横浜市内の企業に供給する地域連携プロジェクト。みんな電力のブロックチェーン技術を活用して電力の産地証明を実現しています。
WEショップ
WEショップ
ファッション
Reuse(再利用する)
WE21ジャパンが運営する、寄付とボランティア参加をベースとしたチャリティショップ。寄付された衣類や食器類などを有料で販売し、収益は途上国支援へつなげます。市民のコミュニティスペースとしても機能中。
かながわアップサイクルコンソーシアム
かながわアップサイクルコンソーシアム
プラスチック・包装
Reduce(減らす)
石灰石を主成分とする新素材「LIMEX」の開発元、株式会社TBMと神奈川県との連携により発足した官民協働型の「かながわアップサイクルコンソーシアム」。アップサイクルを通じてサーキュラーエコノミーを推進しています。
Circular Economy Plus Tシャツ
Circular Economy Plus Tシャツ
ファッション
Reduce(減らす)
横浜市内の廃棄ペットボトルからサーキュラーTシャツの制作を目指すプロジェクト。ごみ拾いはgreenbird、Tシャツ素材は日本環境設計、デザインは横浜出身のデザイナー、印刷はゼロカーボンにより大川印刷が担当しています。
buøy
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プラスチック・包装
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ファブラボ関内
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アーティストの稲吉稔氏・渡辺梓氏によるアップサイクル・アート。日常の中で見過ごされがちな消費されない「価値」や「資源」を探し出し、「そこにしかない、そこだからこそ生まれる『気付き』」を軸に活動を展開しています。
Yワイひろば
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Rethink(再考する)
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金澤八味
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ヨコハマSDGsデザインセンターによる「木製ストロー」の普及プロジェクト。横浜市の水源となる山梨県道志村の間伐材を原料とするストローの製作には障がい者の方々が携わり、環境負荷削減だけではなく包摂的な事業モデルを実現しています。